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FutureOne ERPパッケージの貿易管理機能強化で機械工具商の海外展開を後押し
FutureOne(東京都品川区、03・5719・6122)は、機械工具商社に特化したERPパッケージ「InfiniOne(インフィニワン)」の貿易管理機能を強化している。海外取引で面倒となりがちな見積もりや伝票の作成、為替差損益の算出機能を標準で搭載し、スムーズな運用を実現。海外展開を進める機械工具商社の販売管理を後押しする。
見積りから債権債務を一元管理/帳票作成や為替差損の算出もまるごと自動化
近年は国内の機械工具商社も海外取引を進める動きが増えている。しかし、国内での「仕入れ」と海外への「販売」を別々のシステムで管理することで、二重入力が常態化しているケースがある。また、英文での帳票作成や手作業による為替差損益の集計など業務負担も大きい。
インフィニワンの貿易管理機能は、こうした課題を一つのシステム上で全て解決する。帳票の作成時、マスタ設定で「英語」を選択すれば明細入力は日本語でも、自動翻訳された帳票がエクセル形式で出力される。海外取引には必須のインボイスに対応した請求書のほか、原産地証明書やクォーテーションにも対応し、レイアウトや各項目をユーザーが柔軟に調整できる。

為替差損益の算出も標準機能で自動化。「販売」では売上確定時と入金時の、「仕入れ」では仕入れ確定時と支払い時のレート差を計算する。海外輸出の案件で国内仕入れと海外輸入の手配が絡むような場合も一画面で処理でき、手作業による集計の手間を解消。さらに、見積もりや受発注といった区分ごとの粗利率を算出し、採算管理の効率化にもつなげる。
機械単体にとどまらず、自動化システムやソフト、据え付け工事などの役務が見積もり内容を複雑化させているが、インフィニワンではこれらもまとめて一案件として処理ができる。この点は海外だけでなく国内取引でも有効だ。
さらに、システムに蓄積された売上データは分析資料としても活用可能。国別・年度別・取引形態別など、ユーザーのKPI(重要業績評価指標)に応じて表示され、市場動向の把握や販売戦略に役立つ。
充実のサポート体制でユーザビリティ向上
同社は導入後のユーザーサポートにも力を入れる。システム導入から運用までを同じ担当者が一貫で対応するため、問い合わせ時の行き違いといった心配もない。サポートサイトからの問い合わせは「チケット」としてログ化され、キーワード検索で過去の対応履歴も参照でき、社内での運用ノウハウの共有を容易にする。問い合わせの対応状況も随時、ユーザーに共有される。
同社の松下智也シニアクライアントパートナーは、「インフィニワンは海外取引に必要な機能を標準で備えている点が強み。これから海外展開を目指す商社様でも導入しやすい仕様となっている。今後はサブスクリプション(定額課金)制など、さらに利用しやすい形態での提供も行っていきたい」と語り、システムの普及に意欲を示す。
日本産機新聞2025年10月5日号
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