淡路工場でこだわり体感を 今年注力しているのは。 自動車部品や半導体製造装置など大物部品が増えている中で、深彫り加工の高速・高能率化、高精度化へのニーズが高まっている。そんなお客様に、「スマートダンパー」を提案している。 […]
二村機器 二村 忠宏社長「グローバル展開を加速」【特集:メーカートップインタビュー】
東南アジア、インド、EUも

昨年を振り返って。
タイやベトナムなど東南アジアからインド市場にかけて海外強化を図っているが、まだ道半ばだ。引き続き、日本の代理店やローカル商社と関係強化を図り、各国の市場動向やニーズを見極め、加工技術を含めたハイエンドな製品を提案したい。
今年注力することは。
東南アジアやインドに限定せず、グローバル(世界全体)を視野に戦略を立てる必要性が出てきた。今年はインドや中国だけでなく、EMOハノーバー2025に初出展する。代理店と連携しながら、ヨーロッパ市場における価格・販売戦略の構築を進めたい。
世界全体を視野に入れる理由は。
自動車産業はトランプ関税などの影響で、どこで部品生産されるか予測がつかない。様々な地域へ生産移管される可能性があり、地域を限定せずグローバルな視点で市場がどう動き、当社の製品がどのマーケットに適しているかを見極めることが重要だ。トルコやメキシコ(北米)も視野に入れ、代理店と協力しつつ販売網や協力工場(メンテナンス)の構築を図る。
次なる課題は。
海外強化を目指して早5年が経ち、組織作りや人員拡充に迫られている。英語が話せる海外人材も含め、海外担当を増やし、将来的に海外比率を3割まで高めたい。
国内市場は。
自動車産業の設備投資が遅れており、新規開拓に向けた新たな提案が不可欠。ダイヤモンド砥粒を電着させた爪の開発も進めており、高剛性センターも特殊品として受注を開始した。直近は食品産業など自動車以外の分野や樹脂加工など新たな市場開拓を目指している。10月に開催されるメカトロテックジャパンでは回転センターの様々な活用事例を披露すると同時に、伸縮センターなど旋盤加工以外での活用法も提案する。チャックメーカーともコラボし、視覚的に来場者へ訴求しながら、従来とは異なる領域へ提案の幅を広げたい。
日本産機新聞2025年8月20日号
自動化・無人化に新アプローチ 今年、注力することは。 最適な「削り」をご提案するだけでなく、社会課題となっている製造現場の人手不足に対し、独自の提案で解決のお手伝いをしたい。人手不足を補う自動化・無人加工の提案に加え、働 […]
会社ロゴやHPを刷新 昨年を振り返って。 前半は半導体製造装置関連で大型チャックの受注が好調に推移したが、後半以降、市況は落ち着いている。昨年発売したファナックのロボドリルに対応する2面高速パレットチェンジャ『SP477 […]