2025年10月19日(日)

【メーカートップインタビュー】BIG DAISHOWA Japan/西野 秀哉社長「高精度仕上げを提案」

電気自動車の増加によって、製造業は大きな変革期を迎えている。部品点数の減少はもとより、エンジンなどこれまで主流だった機械加工の減少が危惧される一方で、モーターやバッテリーなど増加する部品もある。当然、機械加工を主要ユーザーとしてきた販売店も変化を迫られている。では、切削工具や工作機器メーカーはこうした変化どう見て、どう対応していくのか。今回のトップインタビューでは、切削工具と工作機器メーカーのトップに今年最も注力することを聞いた。

ホルダから測定、ソフトまで

BIG DAISHOWA Japan/西野 秀哉社長

今年注力することは。

高精度仕上げの効果を提案していく。当社はツールホルダから切削工具、測定機器、製造情報管理ソフトまで、加工に関してトータルでサポートできる商品群を揃えている。今、自動車の電動化や5Gの普及などを背景に、微細超精密な加工の需要が増えている。また、脱炭素の推進において、高精度加工による次工程短縮や、面粗度向上による工程短縮、成形サイクルタイムの短縮など、高精度仕上げの効果は大きなものがある。当社は、高精度仕上げをサポートする製品を多数揃えており、最新の加工現場をサポートしたい。

具体的にはどんな製品。

例えば、ハイドロチャック。マシニング加工の中でも、小径刃具を使った微細加工における振れ精度は、特に重要な要素の一つ。狭い機内でも、Tレンチ1本で簡単に刃具着脱が行なえ、4D先端で3μm以下の高い振れ精度を実現する。4D先端1μm以下の超高精度UP(ユーピー)タイプも取り揃えている。

メガシリーズは、バツグンのツールバランスと独自のメガナットで振動をカットする。

防振機構を内蔵したスマートダンパーは突出しが長い加工でも高速・高精度な加工を実現する。テストカットすると必ずと言っていいほど採用して頂ける製品だ。

機上で振れを測定・補正もできる。

ダイナゼロビジョンは、機械の高速回転に伴う刃先の振れを高精度に測定・グラフ化し、専用のホルダ「ダイナゼロチャック」に組み込まれたネジの締め付けによる反力でホルダを弾性変形させ、動的振れを修正できる。

今後の展開は。

新型コロナウイルスと共存しながら、工場見学や講習会も増やしており、是非足を運んで体感して頂きたい。

製品在庫も十分に確保したので、最新提案と共に、必要な時に必要な製品をお届けし、加工現場のお役に立ち続けたい。

日本産機新聞 2022年8月20日

開幕まで1週間 各展示館の見どころを紹介【特集:MECT2025】

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