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日本機械工具工業会 21年度生産額上方修正
前年同期比22.5%増4524億円
日本機械工具工業会(田中哲也会長・三菱マテリアル)は10月21日にオンラインで開いた秋季総会で、2021年度の生産額見通しを対前年同期比22.5%増の4524億円と大幅に上方修正した。増加傾向は続くとする見方が多いものの、中国の減速などから下期以降、成長の勢いは鈍化する。
期初の段階では、通期の生産予想を対前年同期比13.6%増4195億円と見通していた。今回、期初見込みから約8%増の4524億円と上方修正した。好調の理由は4—9月期の大幅な生産の増加。9月の生産額が未発表のため見込み数値ながら、対前年同期比34.8%増の2282億円と大幅に生産を伸ばした。コロナ禍による20年度の落ち込みを大きくカバしてきた。
一方、下期以降も増加傾向は続くものの、対前年同期比21.4%増の2241億円と上期にくらべ、成長は鈍化する。好調をけん引してきた中国の減速が要因だ。同工業会でも「中国政府の動きや、恒大集団のデフォルト懸念、電力不足などが加わり、不透明感が増している」としている。
日本産機新聞 2021年11月5日
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