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この人に聞く2016
ノルトロックジャパン 宮下 進次社長
潜在する締結の課題
解決へプロセス導く
父の宮下浩史氏が創業した、ボルト締結製品を販売するノルトロックジャパンに入社して今年で10年。建設機械や鉄道、建築など様々なユーザーが現場で抱える締結の課題に出会ううちに、使命感のような思いを抱くようになった。
「ユーザーの多くは製品の品質向上や社会の安全を守るため、より高度な締結技術を求めている。当社が培ってきた緩み止めの技術を生かし、そのお役に立ちたい」と。
例えば鉄道。近年外需開拓に力を入れるが、技術力で先を行く欧州市場を開拓するにはそれを上回る技術が要る。一方、発電所の保守・点検では熟練者不足を補うための平準化技術が求められているという。
ノルトロックジャパンが取り扱うのは、独自のウェッジロッキング機構で激しい振動や荷重から緩みを防ぐノルトロック社(スウェーデン)のワッシャーや、複数のジャックボルトで太径ボルトを強力に締結するスーパーボルト社(米国)のジャックボルトテンショナー、昨年買収をしたボルタイト社(英国)の油圧テンショナー。
課題に悩むユーザーには現場を訪ねて原因を探り、自社で持つ検査機で検証もする。「課題に対し当社製品による解決へのプロセスを導き出す。締結の課題を科学的に解決する方法で多くのユーザーの要望に応えたい」。
以前はクレーンメーカーの電気工事技師。ボルト締結に興味を持ったのは十数台ものクレーンを持つユーザーの定期点検。ボルトの緩みなどの検査だけで多額の費用。そもそも緩みを防げば―。父の会社で働きたいと思うきっかけだった。
入社後はイギリスに留学。そしてノルトロック社のスウェーデン本社でマーケティング等を学び、帰国後日本での実務を経て今年1月社長に就任した。「当社独自のノウハウと、海外で学んだマーケティングの経験を生かし、日本のものづくりの課題解決に貢献したい」。
日本産機新聞 平成28年(2016年)3月25日号
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