2021年10月21日(木)

三菱マテリアルが超硬工具の新被膜

4倍以上長寿命化

アルミリッチコーティング 三菱マテリアルはこのほど、超硬工具の寿命を4倍以上伸ばせるTiAlN膜のコーティング技術を開発したと発表した。鋳鉄からステンレス、チタンなど幅広い被削材に対応する。同コーティングを採用した新材種も発売した。

 開発したのは「アルミリッチコーティング」。TiAlN膜では、アルミ(Al)の含有率を高めると耐摩耗性や耐熱性が向上するが、6割以上の含有率になると逆に効果が低下するとされる。今回含有率を高めても、膜硬さや特性が低下しない技術を開発した。これにより、従来3000HV程度だった硬さを約4000HVにまで高めることに成功。同社によると、TiAlN膜では世界最高の硬度だという。

 また、耐酸化性や耐クラック進展性も高め、材料や条件にもよるが、4倍から12倍程度まで長寿命化を実現した。

 対象材種が幅広いのも特長。軟鋼、炭素鋼、合金鋼、ステンレス鋼、鋳鉄、チタンや耐熱合金などで効果を発揮する。

 今回の開発に合わせて、同コーティングを採用した新材種「MV1020を発売した。汎用正面削りカッタ「ASX445」と、汎用肩削りカッタ「ASX400」のインサート「JMブレーカ」と「JHブレーカ」をそろえた。

 同被膜を採用したアイテムを拡大していく予定。

 
日本産機新聞 平成28年(2016年)3月25日号

[ 切削工具 ][ 日本産機新聞 ][ 製品 ] カテゴリの関連記事

ニッセイ 新ブランド「UXiMO」を開発

ロボット向けに高剛性減速機 ニッセイは、需要拡大が予測される産業用ロボットやAGV/AMRなどの移動体ロボット市場、その他FA機器市場向けに高剛性減速機の新ブランド「UXiMO(アクシモ)」を開発。今回、「DGHシリー […]

【特集】メカトロテックジャパン2021 注目33社の出展製品

新たなニーズに応える最新の技術提案 今年のメカトロテックジャパンのテーマは「キカイを探そう」。2年ぶりの工作機械見本市とあって、メーカー各社は新製品や新技術を披露できる久しぶりのリアル展として力を入れている。自動車業界は […]

【特集】メカトロテックジャパン2021 セミナー/ワークショップ/コンセプトゾーン

セミナー  (交流センター3階会議ホール、定員250人、聴講無料) テーマ「自動車」 クルマ作りの概念が変わる 講演①:「カーボンニュートラルを見据えたモノづくりの進化」 日時:10月20日(水) 13:00~ […]

トピックス

関連サイト