物流強化に動く卸商社 卸商社の機能として昔から言われる「人・モノ・金・情報」。中でも、近年は「モノ」である物流機能の強化に動く卸商社が増えている。 背景の一つには顕在化してきた「物流2024年問題」がある。いまや配送業者 […]
三菱マテリアルが超硬工具の新被膜
4倍以上長寿命化
三菱マテリアルはこのほど、超硬工具の寿命を4倍以上伸ばせるTiAlN膜のコーティング技術を開発したと発表した。鋳鉄からステンレス、チタンなど幅広い被削材に対応する。同コーティングを採用した新材種も発売した。
開発したのは「アルミリッチコーティング」。TiAlN膜では、アルミ(Al)の含有率を高めると耐摩耗性や耐熱性が向上するが、6割以上の含有率になると逆に効果が低下するとされる。今回含有率を高めても、膜硬さや特性が低下しない技術を開発した。これにより、従来3000HV程度だった硬さを約4000HVにまで高めることに成功。同社によると、TiAlN膜では世界最高の硬度だという。
また、耐酸化性や耐クラック進展性も高め、材料や条件にもよるが、4倍から12倍程度まで長寿命化を実現した。
対象材種が幅広いのも特長。軟鋼、炭素鋼、合金鋼、ステンレス鋼、鋳鉄、チタンや耐熱合金などで効果を発揮する。
今回の開発に合わせて、同コーティングを採用した新材種「MV1020を発売した。汎用正面削りカッタ「ASX445」と、汎用肩削りカッタ「ASX400」のインサート「JMブレーカ」と「JHブレーカ」をそろえた。
同被膜を採用したアイテムを拡大していく予定。
日本産機新聞 平成28年(2016年)3月25日号
機器と電気の知見を融合 伝導機商社のタツタ(大阪市西区、06・6538・3131)が制御や電気関連に強い企業のグループになって1年半。社長に就いて約1年を経て、碓井克久社長は「それぞれの強みである機器と電気の知見を融合さ […]
次世代技術がここに集結! MEX金沢2025(5月25〜17日、石川県産業展示館)には、工作機械や切削工具、工作機器、測定機器など過去最多の275社・4団体が出展する。自動化や工程集約、微細精密、省エネ、環境改善などの最 […]