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「事業承継支援」第一弾に石原技研
山善
エンジニアリングを強化
山善は得意先を対象にした事業承継支援の第一弾として、搬送ラインの自動化などを手掛ける石原技研(栃木県鹿沼市)を選定した。提携するファンドと共同で設立した特定目的会社(SPC)が石原技研の株式を取得した。2年後をめどに山善の完全子会社化にする予定。SIerで子会社化した東邦工業とのシナジーも図り、エンジニアリングの強化につなげる。
石原技研は創業1977年で、搬送ラインや省力機器の設計や製造、メンテナンスなどが強みのエンジニアリング会社。栃木県鹿沼市に本社工場を持ち、自動車関連や物流、食品業界などに幅広い納入実績を持つ。従業員は26人で、売上は約10億円。山善とは長年取引があり、「創業者から事業承継の相談を受けていた」(同社広報)という。
山善は今年5月、事業承継で悩む仕入先メーカーや販売店に対し、事業承継を支援したり、戦略的M&Aをしたりするため、5年間で200億円の投資枠を設定。今回の石原技研はその第一弾で、独立系ファンドと共同出資したSPCが石原技研の株式を取得した。金額は公表していないが数億円程度とみられる。山善のスマート・ファクトリー・ソリューション(SFS)支社名古屋支店の松浦剛課長が石原技研の社長に就き、2年後をめどに完全子会社化する。
山善は2017年に広島県のSIerの東邦工業を子会社化するなど、エンジニアリングを強化している。今回の支援もその一環で、グループ間でシナジーを高める考えだ。石原技研が地盤とする北関東や東北で、東邦工業が強みとするシリンダブロックなどのエンジン部品のライン構築を共同で手掛けることなども想定しており、さらなるエンジニアリングの強化につなげる。
日本産機新聞 2019年11月5日
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