2025年8月22日(金)

高能率に削り残り少く
三菱日立ツール

刃先交換式ラジアスエンドミル

 

 三菱日立ツール(東京都墨田区、03・6890・5101)はこのほど、両面6コーナの刃先交換式高送りラジアスミル「TD6N形」を発売した。荒工程の高能率化を図るだけでなく、削り残り量の少ない加工を可能にし、より高精度な仕上がり面を実現する。

 1つのボディで高送りと高切込みの2種類のインサートを使うことができる。通常は高送りインサートによって高能率加工を行うが、取り代のばらつきや機械の性能などで送り速度を上げられない場合は高切込みインサートを使うことで高能率化が図れる。切込み量は高送りで最大1.5㎜、高切込みでは最大3㎜。また、削り残し量が少ないことも特長。工具径50㎜~125㎜の中大径工具で1㎜以下の削り残し量を実現した。削り残し量を低減することで、仕上げ工程の負担が減り、より高精度な仕上げ面を実現することができる。

 ダイカスト金型や樹脂金型、プレス金型の形状部の荒加工や金型構造部の平面加工などに適している。ホルダは全16アイテム、インサートは3材種9アイテムを揃える。

日本産機新聞 2019年6月5日

[ 切削工具 ][ 日本産機新聞 ][ 製品 ] カテゴリの関連記事

京セラ 後藤田  祥二副本部長「無線式センシングツールを開発」【特集:メーカートップインタビュー】

加工課題の早期発見に 昨年を振り返って。 国内は自動車や半導体産業が低迷したが、営業支援ツールで営業プロセスの見える化・共有化を進め、細かな案件も丁寧に取り組んだ結果、一昨年と変わらぬ水準を確保できた。今期は新しいツール […]

NTKカッティングツールズ 牧野  圭祐社長「新製品約20種を発売予定」【特集:メーカートップインタビュー】

FSWのトップランナーに 昨年を振り返って。 念願だったR&D投資を強化し、昨年は新製品8種類を投入した。一部製品で納期遅延が起こり、ご迷惑をおかけしたが、今期は課題解決しながら新たな需要の獲得を目指す。 今期の […]

イワタツール 岩田  昌尚社長「展示会で認知度向上へ」【特集:メーカートップインタビュー】

販売店の来場促す 昨年を振り返って。 昨年から機械メーカーや販売店など各地の展示会出展を強化したことで、ヘリカル穴加工エンドミル『ドリルミル』の認知度も高まった。地域展示会はユーザーとの距離も近く、具体的な課題を知るきっ […]

トピックス

関連サイト