2025年11月18日(火)

オーエスジーがハイマー社と提携

抜け防止システム、世界で販売

Haimer_OSG_Safe-Lock_R

 オーエスジーは、4月1日付で独Haimer(ハイマー)社とライセンス契約を締結。同社が製造・販売する抜け防止機構付ホルダー「Safe‐LockTMシステム」を適用した切削工具を全世界で発売する。

 ハイマー社のSafe‐LockTMシステムは、シュリンクフィットによる強固な締め付けと、ホルダー内径にあるキーが工具のシャンクにある溝とはめあうことで、強固に把握・ロックでき、加工中の工具の抜けを防止する。難削材加工や重切削加工で工具に高負荷がかかる場合にも工具の抜けを防ぐことができ、さらに加工中のびびりを抑制できる。そのため、従来のミーリングチャックやウェルドンサイドロックホルダーと比べ、切りくず排出量(M.R.R.)を大幅に増やすことができる。

 デザインセンター(製品開発部門)担当の大沢二朗常務は「フィールドテストを行った結果、難削材の高能率加工にはSafe‐LockTMシステムがベストだと判断した。加工中に工具が抜ける心配がなく、かつM.R.R.を上げることができる上、工具の耐久性が良くなるので、お客様のコスト削減・時間短縮を実現できる」。「Safe‐LockTMシステムは、その性能の高さに加えて世界で最も認知されている抜け防止機構」とも。

 オーエスジーでは、エンドミルなどSafe‐LockTMシステム付き工具を特殊製作する。標準品化も視野に入れている。

日本産機新聞 平成27年(2015年)4月25日号

[ ニュース ][ 日本産機新聞 ][ 機械工具業界の出来事 ] カテゴリの関連記事

【特集:ニーズ高まる品質管理・検査】

昨今、自動車業界の認証不正やリコールなど、日本のモノづくりの信頼性を揺るがす問題が多い。さらに、車のEV化をはじめ、電子・半導体、航空宇宙、医療など様々な産業で、新たな製品や技術開発が活発化しており、開発した製品の検査・ […]

帝国チャック 創業から100年を振り返る

NC旋盤用チャック、研削盤のダイヤフラムチャック、マシニングセンタのシリンダ内蔵チャックなど顧客ニーズに応じ最高の機能と品質を併せた特殊仕様「デザインチャック」を手掛けている帝国チャック(大阪府八尾市)は創業100周年を […]

全国Cominix会総会 より良い活動を目指し発展的に解散

第23回全国Cominix会総会が9月12日、リーガロイヤルホテル大阪(大阪市北区)で開催された。正会員や賛助会員など142人が出席した。 開催に先立ち東部Cominix会の大内宏会長(共立機材商会社長)が、Comini […]

トピックス

関連サイト