2026年10月24日(土)

サンコーインダストリー 物流効率化にロボ構想

東大阪市長を表敬訪問

サンコーインダストリー(大阪市西区、奥山淑英社長)はロボットを活用した配送の効率化構想の実現に向けて動き出す。9月末には、協業先で配送ロボットの供給先であるHakobot(宮崎県宮崎市、大山純社長)と東大阪市の野田義和社長を表敬訪問し、両社が検討を進めるロボットを活用した配送の効率化などを説明した。今後は東大阪市内での実証実験なども視野に入れながら、人手不足などへの対応など物流における課題の解決につなげる。

Hakobotが手掛ける配送ロボ「Hakobase(ハコベース)」は、長さ916㎜×幅660㎜×高さ760㎜のコンパクトサイズで、ねじの搬送などにも活用できる。道路交通法で電動車いすなどと同じカテゴリに属し、国に申請して許可が出れば、歩道を走ることも可能だ。センサを前後左右6~7カ所に内蔵し、人や物などとの衝突を回避できるという。

両社では同ロボットを活用しながら、物流拠点間でのねじの配送を効率化する取り組みを進めている。奥山社長が描くのは、東大阪市にある東大阪物流センターと長田センター間をハコベースが自由に移動し、ねじの小箱の搬送を自動化する姿だ。両拠点の活用がうまく行けば「将来的には、東大阪市内にある金物団地でのBtoBの配送などにも広げたい」(奥山社長)という。

表敬訪問では、大山社長とともに、ハコベースの特長を説明したほか、デモを行い、決められた敷地内をテスト走行する実証実験協力を依頼した。野田市長からは、概ね好意的に受け入れられた。まずは、花園ラグビー場内での活用など、段階的に実証実験を進めていく方向で調整している。

今回の取り組みの背景にあるのは人手不足などによる配送危機だ。奥山社長は「近い将来トラックドライバーが減り、配送業務はひっ迫する」とみる。そのためには、いち早く配送の自動化に着手する必要があると判断した。

奥山社長は「まだ緒に就いたばかりで少し時間はかかるかもしれないが、できるだけ早く実現し、配送にかかる課題の解決につなげたい」としている。

日本産機新聞 2022年11月20日

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