2026年6月6日(土)

シュマルツ 真空グリッパーシステム

多様な段ボールに対応

ロボットハンド一式提供可能

真空機器専門メーカーのシュマルツ(横浜市都筑区、045-565-5150)は今年5月に「パレタイジング・デパレタイジング向け真空グリッパーシステム」を開発した。同社の真空グリッパーは産業用ロボットのハンド部分に取付けて、吸着パッドやスポンジを利用してワークを把持する。多様な運搬物に対応する物流現場の課題解決に貢献する。

同システムは多様な段ボールのパレタイジング・デパレタイジングが主な用途。一般的な産業ロボットに対応するフランジ、プレート、真空グリッパーを一式で提供できるのが特長だ。標準的な搬送難度の段ボールから上面把持だけでは壊れてしまう段ボールまで、それぞれに対し最適な仕様を選定。顧客の要望に応じて、設計から製作、テストまで同社が全て請け負うことにより、搬送システム導入時の間接費を削減することができる。

カスタマイズ製品だが、同システムで使用するパーツは標準化されているため、短納期で提供ができる。これにより設計、製造にかかる期間の短縮につながる。

オプション仕様として従来の上面把持に加え、2つの側面から吸着が可能。上面、側面合わせて最大3面から把持することができるため、壊れやすいワークでも変形させずに安定した搬送を実現する。ゲッテゲンス・アーネ社長は「3つの面から把持する真空グリッパーは他にない」と話す。

今後はロボットSIer(システムインテグレータ)に対し、ロボットハンド一式で提供できることを周知していく。「ミシン目入り段ボールなどの搬送が難しいワークに対応できることも合わせてアピールする」(ゲッテゲンス社長)。

9月13日から東京ビッグサイトで開催される「国際物流総合展」では、ロボットに装着された真空グリッパーによって段ボールの搬送作業を実演する。ゲッテゲンス社長は「展示会で搬送作業をお披露目するのは初めてなので、ぜひ会場でご覧頂きたい」と語った。

日本産機新聞 2022年9月5日

[ ロボット ][ 日本産機新聞 ][ 製品 ] カテゴリの関連記事

目的と意味を伝えて納得のコミュニケーションを【現場考】

学生時代の部活動などで理不尽な思いを抱いた人は少なくないだろう。前時代的だが、自身の経験でも「延々と走れ」とか「全員が目標をクリアできなかったからやり直し」など「なぜ?」と思うことは少なからずあった。そして大抵の場合、そ […]

YUASA  田村 博之社長「社名をYUASAに変更」【この人に聞く2026】

YUASA 田村 博之社長「社名をYUASAに変更」【この人に聞く2026】

新中期経営計画を発表、5年後は経常利益200億へ 今年360周年を迎えるユアサ商事は4月1日、社名を「YUASA」に変更した。アルファベットにすることで、海外での認知度を高め、グローバル展開を加速させる。合わせて、5年の […]

象印チェンブロック、鉄道保守の省力化に照準 マテハン技術はここでも活きる

チェーンブロックやホイストを手がける運搬機器メーカーの象印チェンブロック(大阪府大阪狭山市)は、インテックス大阪で5月27日から29日まで開催された「第2回 鉄道技術展・大阪2026」(主催・産経新聞社)に出展し、鉄道メ […]

トピックス

関連サイト