2026年6月1日(月)

OMJCが勉強会 元阪神タイガース・亀山つとむさんが講演

大阪機械工具商青年会(OMJC、濱田和茂会長・浜田社長)が6月20日、三共梅田ビル(大阪市北区)で開いた勉強会で、元阪神タイガース選手の亀山つとむさんが講演した。「ヤクルトの強さの理由は」、「優れた監督とは」など参加者が投げ掛けた質問に、自らの思いや考えを語った。※講演内容を抜粋、要約。

「勝たせてくれる」のが良い監督 

Qヤクルトの今年の強さの理由は。

昨年セ・リーグで優勝したことで、全ての選手が自らの役割を理解していることです。高津監督の方針で一年間ペナントレースを戦い、一昨年の最下位から、そのやり方でリーグ優勝を果たした。選手がその経験から、それぞれが何をすれば勝てるかを知っている。それが強さの理由です。

それと優勝を体験したこと。何十回の紅白戦よりも実践での優勝。実際に優勝したことが選手の自信につながり、技術が上がり、能力が磨かれる。実践の優勝経験でチーム全体がグンと成長したと感じます。

Qポジションを変える時、心掛けるべきことは。

ショートしか守らない。先発しか投げない。ポジションに強いこだわりを持つ選手はいます。しかし監督から「ほかの選手に変えたい」と思われている選手はほかの選手より技術が劣っているか、以前に比べて能力が下がっているわけです。

それでも努力を重ねて自らを磨き続ける選手はそのポジションで採用するかもしれません。しかし冷静に自らを見ず、能力を高める努力をしない選手は次第に外していきます。

ただ、そういう時に摩擦が生じるので、監督以外にそれを促せる人がいたり、最も初めの段階で「能力に応じて柔軟にポジションを交代する」と伝えたりしておくと、スムーズに進むかもしれません。

Q優れた監督とは。

「この人について勝ちたい」「この人についていけば勝たせてくれる」と思える監督ではないでしょうか。

例えば長嶋茂雄監督は、殆どの選手が「この人のためなら死ねる」と思える。星野仙一監督は、誰よりも先頭を突っ走り選手はその勢いに乗せられてしまう。野村克也監督は、この人の戦略を信じてやれば成功する。

タイプは違うけれど、どの監督も「この人についていけば勝たせてくれる」と思える。それはどんなことでも良いと思います。「どうにか勝たせてあげたい」「ついていけば必ず勝てる」。そう思える人間性が大切と感じます。

日本産機新聞 2022年8月20日

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