2025年5月20日(火)

宇野 水耕栽培を開始

測定機器販売のノウハウ生かし農業市場に

5種類の野菜を栽培
肥料管理くん

宇野は昨年11月、社内で水耕栽培を始めた。野菜の成長を観察し、その記録を社員で共有する。今後、農業市場で測定機器の需要を開拓するため、社員に農業を身近に感じてもらうのが目的だ。

小松菜、レッドファイヤー、ミツバ、ちぢみほうれん草、クレソン。これら5種類の野菜を本社1階に設置した水耕栽培キットで育成。

温度や湿度を毎日、計測。養液はpH/ECコントローラー(ハンナインスツルメンツ「肥料管理くん」)でEC値(電気伝導度)とpH値を測り、自動追肥する。

水耕栽培を推進する中川喜之氏(大阪第2営業所長)は「温度や湿度、肥料濃度と野菜の育ち具合を毎日、社内で共有している。今後はこのデータから成長のメカニズムを分析したい」と話す。

初めて収穫したレッドファイヤーやクレソン、ちぢみほうれん草は本社と商品センターの社員で分けた。今後は全国の拠点に配る予定。

現在はミツバに加え、新たに水菜、紅ごろも、ガーデンレタスミックス、春菊を栽培中。

日本産機新聞 2022年1月20日

[ ニュース ][ 日本産機新聞 ][ 機械工具業界の出来事 ] カテゴリの関連記事

ミスミグループ本社 自販機で間接資材の調達時間7割減

ミスミグループ本社 自販機で間接資材の調達時間7割減

ミスミグループ本社は4月から、自動販売機による間接材の調達コストを削減するサービスを開始した。ユーザーの工場に自動販売機を設置し、発注頻度の高い商品を中心に販売する。発注や在庫の手間、不正な商品の購入防止につなげる。間接 […]

エバオン、サンコーインダストリー、トラスコ中山の取り組みに迫る【特集:商社の物流戦略】

物流強化に動く卸商社 卸商社の機能として昔から言われる「人・モノ・金・情報」。中でも、近年は「モノ」である物流機能の強化に動く卸商社が増えている。 背景の一つには顕在化してきた「物流2024年問題」がある。いまや配送業者 […]

タツタ  碓井克久社長に聞く

タツタ  碓井克久社長に聞く

機器と電気の知見を融合 伝導機商社のタツタ(大阪市西区、06・6538・3131)が制御や電気関連に強い企業のグループになって1年半。社長に就いて約1年を経て、碓井克久社長は「それぞれの強みである機器と電気の知見を融合さ […]

トピックス

関連サイト