2024年11月21日(木)

【特集】メカトロテックジャパン2021 注目33社の出展製品

新たなニーズに応える最新の技術提案

今年のメカトロテックジャパンのテーマは「キカイを探そう」。2年ぶりの工作機械見本市とあって、メーカー各社は新製品や新技術を披露できる久しぶりのリアル展として力を入れている。自動車業界はEVやFCV車など新たな車作りが始まり、さらに、労働人口減少時代に突入したことで、生産現場に最適なロボット活用で自動化や省人化を図る技術提案が目立つ。IoTやAIといったデジタル技術も当たり前になってきており、ものづくりは新たなステージへと向かっている。

目次

PART01:オークマ「生産性・働き方改革に貢献」
PART02:大日金属工業「フラットタイプ旋盤はお任せ」
PART03:牧野フライス精機「長時間の連続運転を実現」
PART04:イスカルジャパン「送り4倍を実現」
PART05:オーエスジー「非鉄用DLCなど新製品多数」
PART06:京セラ「同社初の高硬度材向け微細加工工具」
PART07:Cominix「自社ブランド工具シリーズ拡充」
PART08:ダイジェット工業「高能率・高精度に穴あけ」
PART09:日本レヂボン「X-LOCK対応シリーズ拡充」
PART10:不二越「圧倒的長寿命と低トルク」
PART11:三菱マテリアル「安定性と耐摩耗性を向上」
PART12:ムラキ「MCなど自動機専用」
PART13:山田マシンツール「交差穴用高速バリ取りツール」
PART14:ライノス「裏表のバリ、一方向から除去」
PART15:カトウ工機「ロボットでバリ取り」
PART16:NaITO「作業を高効率化」
PART17:福田交易「工具交換も自動でできる」
PART18:日本精密機械工作「快適性高いプロ志向」
PART19:UHT「バリ取り~研磨まで」
PART20:ジーベックテクノロジー「刃が摩耗してもバリ発生しにくい」
PART21:ムラキ「MCなど自動機専用」
PART22:山田マシンツール「交差穴用高速バリ取りツール」
PART23:ライノス「裏表のバリ、一方向から除去」
PART24:カトウ工機「ロボットでバリ取り」
PART25:NaITO「作業を高効率化」
PART26:福田交易「工具交換も自動でできる」
PART27:日本精密機械工作「快適性高いプロ志向」
PART28:UHT「バリ取り~研磨まで」
PART29:ジーベックテクノロジー「刃が摩耗してもバリ発生しにくい」
PART30:ムラキ「MCなど自動機専用」
PART31:山田マシンツール「交差穴用高速バリ取りツール」
PART32:ライノス「裏表のバリ、一方向から除去」
PART33:カトウ工機「ロボットでバリ取り」

紙上出展
PART34:日本精密機械工作「快適性高いプロ志向」
PART35:UHT「バリ取り~研磨まで」

PART01

オークマ(3号館3D01)「生産性・働き方改革に貢献」

主な出展製品

立形マシニングセンタ「MB‐80V」、インテリジェント複合加工機+ビルトインロボット「MULTUS B250Ⅱ ARMROID」、5軸制御立形マシニングセンタ「MU‐4000V‐L」。

特長・見どころ

人の判断をAIがサポートするデジタルソリューション、人の作業を機械が代替する自動化ソリューションによって、生産性を向上しながらよりよい社会環境、働き方改革を実現する提案を行う。

「MB‐80V」は半導体製造装置や大型化する自動車金型などの大物部品加工に最適な高精度立形マシニングセンタ。熱変位量8μmに抑える高い寸法安定性を備える。「MULTUS B250Ⅱ ARMROID」は複合加工機の加工室内にビルトインした多関節ロボットが、ワーク交換、びびりの抑制、切粉の絡まり防止などで加工をサポートする。「MU‐4000V‐L」は、同時5軸・曲面加工・旋削加工・ギヤ加工を1チャッキングで高精度に加工する。

PART02

大日金属工業( 3号館3B11)「フラットタイプ旋盤はお任せ」

主な出展製品

CNC精密旋盤「MG75×190型」。

特長・見どころ

マニュアルハンドル付きならではのフレキシブルなパフォーマンスを発揮し、CNC旋盤かつ汎用旋盤としても使用可能。主軸回転と同期させた手動毎回転送り(㎜/rev.)を標準装備、自動H4、H6、V8、H4+V8と、ヴァリエーションも豊富だ。

さらに、全閉フルカバー仕様(×190型まで)、芯間4mまでと、幅広く顧客ニーズに対応する。

主な仕様は、ベッド上の振り750㎜、往復台上の振り460㎜、芯間距離1000~4000㎜、支持質量1600㎏、主電動機15/11kw、主軸回転速度3~1800min‐1。

PART03

牧野フライス精機(3号館3B03)「長時間の連続運転を実現」

主な出展製品

高精密CNC工具研削盤「AGE30FX」。

特長・見どころ

「AGE30FX」は既存機「AGE30」の特長である重研削能力と安定性を保ちながら、自動ワーク交換装置と砥石交換装置を大幅に改良した新型機。より優れた生産性を実現する。

新型自動ワーク交換装置「LVBローダ」によって、ワーク交換時間を50%削減した。また、軽量で自動ティーチング機能対応の「TypeD」パレットを採用。ワーク最大収納本数を123本から780本(φ3)まで増やし、より長時間の連続運転を可能にした。

新型砥石・研削液ノズル交換装置「AWC8」は砥石収納本数を既存の6本から8本に増やした。また、砥石交換時間も既存機に比べ30%短縮。オプションの内蔵型マイクロビジョンシステム「monocam2」は機内で加工ワークの自動測定・自動補正ができ、高精度連続加工を実現する。

PART04

イスカルジャパン(2号館2B05)「送り4倍を実現」

主な出展製品

高剛性 突切・溝入工具「ロジックFグリップ」(新)旋削ポジチップ「ロジック4ターン」(新)3枚刃ヘッド交換式ドリル「ロジック3カム」(新)8コーナー使いミーリング工具「ネオドゥー」(新)

特長・見どころ

驚愕の送り4倍を実現する突切・溝入工具「ロジックFグリップ」。長方形ブレードを正方形の形状にすることで、下顎部分を大幅に強化し、高剛性突切・溝入れを可能にした。

この高剛性システム(特許取得済み)が、ビビりの抑制や直進性を大幅に向上させる。加工の安定性は工具寿命に大きく影響し、寿命改善にも貢献する。革新的な発想の次世代突切工具だ。

PART05

オーエスジー(2号館2A24)「非鉄用DLCなど新製品多数」

主な出展製品

非鉄用DLC超硬エンドミル(新)、高硬度鋼用超硬エンドミル(新)、銅電極用DLC超硬エンドミル(新)、超硬防振型エンドミル(新)、スレッドミル(新)ほか。

特長・見どころ

非鉄用DLC超硬エンドミルでは、ラジアスタイプを追加し、部品加工から航空機産業まで幅広い分野に対応する。

合金などの非鉄金属に最適な独自のDLCコーティングを採用。スタンダードタイプのショート形、ロング形は剛性と切れ味を両立した刃先仕様で優れた加工面を実現。

高機能タイプのショート形は、不等リード・不等分割によりびびりを抑制、さらなる長寿命化を実現する。

PART06

京セラ(2号館2C16)「同社初の高硬度材向け微細加工工具」

主な出展製品

多様な被削材に対応する高硬度材加工用(微細加工)ソリッドボールエンドミル「2KMB」(新)、性能とコストのバランスを追求した高能率超硬コーティングソリッドドリル「KDA」(新)など。

特長・見どころ

高硬度材加工用(微細加工)ソリッドボールエンドミル「2KMB」は、新コーティングと新形状の組み合わせにより、調硬質から70HRCの焼入れ鋼まで対応し、合金工具鋼やステンレス系、ハイス系など多様な高硬度材料の微細加工において長寿命・安定加工を両立。主に車載部品や半導体・電子部品、鍛造部品など精密金型の加工向け。同社初の高硬度材向け微細加工用ソリッドツールで9月21日に発売した。

PART07

Cominix(2号館2A10)「自社ブランド工具シリーズ拡充」

主な出展製品

REGO‐FIX圧入式ツーリングホルダ、alfa‐sysツールプリセッタ、EWSドリブンツール、MAGAFORセンタードリル・面取り工具、YG‐1ドリル・エンドミル、sgspro NG6 バリ取り工具、NEWCENTURYオリジナルブランドエンドミル(新)、VARDEXねじ切り工具・内径溝入れ、ボーリング工具microscoop(新)

特長・見どころ

NEWCENTURYオリジナルブランドエンドミルは、新製品5アイテム・ラインナップ3アイテムを追加しバリエーションを拡充。VARDEXの新製品、内径ボーリング工具Microscoopを拡充。

PART08

ダイジェット工業(2号館2A12)「高能率・高精度に穴あけ」

主な出展製品

高硬度材用ソリッドドリル「EZハードドリルEZH形」(新)、超硬コーティングドリル「ストライクドリルEZN形」(新)など。

特長・見どころ

多様化、難削化する被削材に適応し、金型や部品の加工改善につながる高能率・高性能な最新工具を中心に出展する。

ストライクドリルは、正確な位置に高精度な穴あけを可能にした新シンニング形状、穴の表面粗さと工具寿命を向上する新マージン形状、耐熱性・耐酸化性に優れたコーティング材種「JC8015」を採用。これにより幅広い被削材に対応し長寿命、高能率、高精度な穴あけ加工を実現する。22日(金)16時40分~ワークショップを開く。

PART09

日本レヂボン(1号館1D51)「X-LOCK対応シリーズ拡充」

主な出展製品

Ⅹ‐LOCKシステム専用といしシリーズ フレキシブルといし 「スーパーレヂテクマⅩ SRT‐X」(新)

特長・見どころ

研削用「レヂボンスーパーベストⅩ」、切断用「レヂボンスーパーカットⅩ」に続き、X‐LOCKシステム搭載グラインダ専用といしシリーズに、フレキシブルといし「スーパーレヂテクマⅩ」の粒度60と80を10月1日、追加した。

研削力と当たりの柔らかさを両立。2種類の粒度を追加したことにより中仕上げ工程で作業の幅が広がる。主な用途は一般鋼、ステンレス鋼などの研削作業。外径125×厚さ3・5㎜。粒度は36(今年1月発売)と合わせて計3種類。

PART10

不二越(2号館2B16)「圧倒的長寿命と低トルク」

主な出展製品

ZTフォーミングタップ(新)、アクアREVOドリルマイクロ(新)、アクアREVOミル4D(新)

特長・見どころ

圧倒的な長寿命と低トルクの盛上げタップ「ZTフォーミングタップ」が新登場。組織を微細化したコバルトハイスを開発。靭性を維持し、高硬度化を実現。形状はねじ山盛上げ部にマージンレスを採用、接触面積が小さく摩擦抵抗が低減。

油溝形状ZTフルートにより、横形MCでも高い潤滑性能を発揮。ZTコーティングは靭性を向上させたAlTi系膜と超平滑化処理を組み合わせ、耐摩耗性・耐熱性と低摩擦を両立。幅広い被削材に対応し、ねじ加工に新しい価値を提供する。

PART11

三菱マテリアル(2号館2A20)「安定性と耐摩耗性を向上」

主な出展製品

鋼旋削用CVDコーテッドインサート「MC6100」シリーズ、汎用超硬ドリルTRISTARシリーズ「DVAS」

特長・見どころ

新製品を中心に各種工具を展示する。「DVAS」は独自クーラント穴形状「TRI‐Coolingテクノロジー」により切りくず排出を向上。また、新XR形シンニングによって切りくず処理と負荷低減を最適化した。

「MC6100」シリーズは“Super”ナノテクスチャーテクノロジーで耐摩耗性を改善した。加えて、Super TOUGH‐Grip技術でコーティング剥離を抑制。安定性と耐摩耗性を飛躍的に向上させた。

PART12

ライノス (2号館2C12)「裏表のバリ取りワンパス」

主な出展製品

バリ取りカッター「ミシガンデバリングツール」カートリッジタイプ(MDCマイクロシリーズ)(新)。

特長・見どころ

φ1・0~2.3㎜の穴に適応し裏・表面の精密バリ取りができる。

パイロットとHSSブレードが一体となったカートリッジとホルダーの2分割構造で、ホルダーのシャンク径はφ6㎜に統一。16種類のカートリッジを1種類のホルダーで対応できる。シンプルな構造でカートリッジを簡単に交換できる。

複雑な加工プログラム作成は不要。ワンパス(正回転しながら往復運動し裏・表面のバリを取る)で加工できるため1穴あたりコストを低減できる。

PART13

育良精機 (1号館1B50)「自動旋盤周りを一貫サポート」

主な出展製品

自動棒材供給機バートップ、高圧クーラント装置、ミストチェンジャーなど。

特長・見どころ

自動旋盤周辺装置を販売からサービスまで一貫してサポートする「ワンストップトータルソリューション」をテーマに、利便性の追求とデッドスペースの有効活用を提案する。

自動棒材供給機バートップは新商品を2機種、バートップの下部スペースに設置できる高圧クーラント装置、上部に設置できるミストチェンジャーを展示。また、切削物に付いた油分などを除去するパーツブロークリーナーや掃除機感覚でスラッジを回収するスラッジバキュームクリーナーも揃える。

PART14

エバオン (1号館1C60)「伝達効率優れる伝導ベルト」

主な出展製品

EVNブッシングシステム、EVNプーリ、オプティベルト社の各種伝動ベルト(摩擦伝動/噛み合い伝動)とサービスツール(ベルト伝動専用)

特長・見どころ

EVNブッシングシステムは、良好かつ確実な組み付け方法で軸への負担を低減し、作業時間の短縮にも貢献する。豊富な種類と幅広いサイズを展開している。またEVNプーリはカスタマイズにも柔軟に対応する。

欧州のトップメーカー、オプティベルト社(ドイツ)の伝導ベルトは、高伝達効率、長寿命を両立。新たに市場投入した「SUPER XE‐POWER PRO」のほか、専用サービスツールも紹介する。

PART15

カトウ工機 (1号館1D33)「新バリ取りホルダを展示」

主な出展製品

ロボット用バリ取りホルダ「SME40A‐DBR7‐1D」(新)・「SME40A‐DBR7‐P」、マシニングセンタ用バリ取りホルダ「BT‐DBR7‐P」・「ST20‐DBR7‐1D」、シンクロホルダなど。

特長・見どころ

バリ取り工程は未だに手作業で行われているのが現状で、加工面のバラツキや取り忘れなど品質が安定しないことがあり、ロボットやマシニングセンタでバリ取りの自動化を目的に開発したバリ取りホルダの新製品を展示。

さらに、従来の伸縮タップホルダとは異なり、微少な送り誤差を吸収するために±0・5㎜以下の伸縮機構を持つシンクロホルダも披露する。

PART16

カワタテック (1号館1C58)「治具部の制限を軽減」

主な出展製品

軽量・薄型スクロールチャック「TMシリーズ(3・4・6爪タイプ)など。

特長・見どころ

TMシリーズは一般的なスクロールチャックに比べ軽量・薄型を実現。機械的制限に対し、治具部分での制限を最大限軽減することができる。

また、全ての爪が連動し、求心作用とクランプ作業を同時に行うスクロールチャックは作業者の熟練度への依存度が少なく、段取り作業の軽減にも最適だ。

国内外を問わず、様々な工作機械や各種装置での導入実績が多数あり、テーブルへの取り付け方法を工夫することで、新設の機械だけでなく、既設の機械にも搭載が可能。

PART17

北川鉄工所 (1号館1C71)「再現精度0.01mmT.I.R.以下」

主な出展製品

高精度中空パワーチャック「BRシリーズ」、薄型2爪平行グリッパスケール仕様「NPGT ‐Sシリーズ」。

特長・見どころ

0.01㎜T.I.R.以下の高把握精度を実現した次世代の標準チャック「BRシリーズ」は、特殊Tナット「Tナット‐プラス」を用いることでジョーをいったん取り外しても再現精度0・01㎜T.I.R.以下を維持する。段取り替えでジョーの再成形が必要ない。

さらに「自動化・省人化」をテーマにロボットハンドなど周辺機器を展示。チャックやNC円テーブルで培った技術により生産性を高める多彩な把握技術を提案する。

PART18

小原歯車工業 (1号館1C51)「長尺サイズを短納期」

主な出展製品

歯研スパイラルマイタ「MMSGQ」、摩擦締結歯車「Eシリーズ」、ラック&ピニオンアルミフレーム搬送装置など。

特長・見どころ

「MMSGQ」は高速回転や高静粛のニーズに対応したJIS0級の浸炭歯研スパイラルマイタ。ETP‐E Plusをセットした「Eシリーズ」は19秒で歯車の組付けを実現する。

SUSアルミフレーム搬送装置は3800㎜の長尺サイズを実働30日程度で納品できる。また、受注生産品のセミオーダー標準歯車はm4以上、歯数120枚までの大きいサイズをカタログ記号で購入でき、軸穴完成品として納品する。

PART19

大昭和精機( 1号館1D47)「MC、旋盤、工具管理まで」

主な出展製品

メガチャック、ハイドロチャック、ミーリングチャック、ハイドロチャック・レースタイプ(新)、ツールプリセッタ、ベースマスター(新)、ツールセラー・ジェネシス(新)、ダイナゼロシステム(新)、旋削工具シリーズ(新)、内径旋削用ターニングアダプタ(新)。

特長・見どころ

マシニングセンタから旋盤まで、各種機械に応じたインターフェイスを取り揃えたツーリング、穴あけ後のバリ・面取り行うユニークなオリジナル製品をはじめ、「デジタル化・見える化」の時代にふさわしい在庫管理・寿命管理システムを搭載した工具収納棚、究極の振れ精度ゼロを目指すシステムなど、新製品も数多く展示する。

PART20

帝国チャック (1号館1C67)「段取り替えがスムーズ」

主な出展製品

ニュータイプのクイックチェンジジョウ&クイックチェンジストッパー(新)ほか、各種デザインチャックを出展。

特長・見どころ

一番の注目製品はニュータイプのクイックチェンジジョウ&クイックチェンジストッパーを出展する。大きな特長は、OPAやUBLの場合、旧型はゴムハンマーなどで叩いてジョウの付け替えを行っていたが、新型はボタン式となり、工具レスで簡単にジョウの付け替えができる。

また、クイックチェンジストッパーはサムターン式で、ON/OFFの切り替えで付け替えが可能になり、誰でも簡単に段取り替えがしやすく、時間短縮を実現。

PART21

日研工作所 (1号館1B28)「新時代の最新モデル」

主な出展製品

ボーリングバー「ZMAC‐VH」(新)、新機構「RED」搭載CNC円テーブル(新)、超高精度「RECAPS」搭載CNC円テーブル(新)、ブレーキ強化型CNC円テーブル「CNC260P」

特長・見どころ

高圧・大流量クーラントスルーに対応した新しいボーリングバー「ZMAC‐VH」、新型ドライブ方式による高速割出を実現した新機構「RED」搭載のCNC円テーブル、超高精度エンコーダ最適化技術「RECAPS」搭載のCNC円テーブル、日研史上最強の空圧ブレーキを搭載したCNC円テーブル「CNC260P」など、高速・高精度加工の新時代に必須の最新モデルをいち早く紹介する。

PART22

日本ベアリング( 1号館1B13)「高い剛性、運動精度、減衰性」

主な出展製品

ローラーガイドの進化形「EXRAIL」、スピンドル、スピンドルユニットなど

特長・見どころ

「MECT2021」では転動体にニードルローラーを採用した高剛性・高運動精度・高減衰性を実現したローラーガイド「EXRAIL」や工作機械の主軸に使用される高精度なスピンドルを出展する。「EXRAIL」はローラー同士の競り合いを防ぐリテーナーや長期メンテナンスフリー機構も内蔵する。

その他、様々な直線運動軸受を使用したデモ機等も多数展示。実際に製品の動きを見せることで、機械設計や開発の提案を行う。

PART23

ハイウィン (1号館1A57)「DD方式の円テーブル」

主な出展製品

トルクモータロータリーテーブル「RAS/RCVシリーズ」、垂直多関節ロボット「RAシリーズ」、状態可視化システム搭載ボールねじ「i4・0BS」(新)、ものづくり支援(新)。

特長・見どころ

円テーブルはゼロバックラッシュ・ダイレクトドライブ方式を採用し、5軸加工機の新規開発、レトロフィットや割出し台に最適。さらに、ロボットなど周辺設備や自動化ニーズに対応した様々な製品を出展、『次世代ものづくりを支える』をテーマに顧客の課題解決に貢献する。また、ロボット技術センター出張所も予定しており、自動化の導入をサポートする「ものづくり支援」サービスも紹介する予定だ。

PART24

二村機器 (1号館1C45)「工程削減や加工精度向上」

主な出展製品

ローリングセンター、ワークドライビングセンター、傘型ローリングセンター(新)、レースセンター、アクティブビルドインセンター。

特長・見どころ

ローリングセンターは旋盤だけでなく、研磨機、測定機、歪み取り機、転造盤、ラッピングマシン、ホブ盤など様々な工程で使用されている。

特に近年は、工程削減や加工精度向上に役立つ外径一発加工の「ワークドライビングセンター」や素材の軽量化に伴い、中空ワークやパイプ材などの加工に最適な新製品の傘型ローリングセンター「BRF」(昨年12月発売)が好評で、工程短縮や加工精度向上など様々な現場課題を持つユーザーに解決策を提案。

PART25

ボンダスジャパン( 1号館1B08)「工具収納ケース」

主な出展製品

アメリカ・ヒューイット社のCNCツーリングワゴン、ドリル専用キャビネット、ドリルケースなどを展示する。

特長・見どころ

ヒューイット社は、アメリカ・ミネソタ州に本社を置くアメリカ国内最大手の切削工具収納備品メーカー。展示会場では、各種ツーリング規格用のツーリングワゴンを展示する。

適用規格はBT30、BT40、BT50のほか、CAPTO C4、C5、C6や、HSK63A、40A、100Aなど幅広い種類に対応する。

PART26

宮川工業 (1号館1C76)「業界初のコードレス」

主な出展製品

コードレス面取り機「MGR‐18EV」(新)、自走式エアー面取り機「MAG‐3R」(2019)、多軸アタッチメント、空間適温塗料「ルミナスター」

特長・見どころ

「MGR‐18EV」は、業界初のバッテリー式面取り機。7時間以上の稼働が可能で屋内外を問わず、自由に取廻せる。

2019年後期に販売開始をした「MAG‐3R」は、コロナ禍においてもセッティングのしやすさ・工場の省人化といった観点から多くの支持を得ている。実機の実演展示も行う。

製品PR動画だけではなく、トラブルシューティングやユーザーの声など、さまざまなテーマの動画を用意している。

PART27

山田マシンツール( 1号館1D50)「ハンマー不要の刻印」

主な出展製品

PZターン「PZ20シリーズ」(新)、「HIGH‐PON」(ハイポン)(新)

特長・見どころ

チップ交換や段取り替えの作業性を格段に向上させ、自動盤ユーザから圧倒的な支持を得ているクイックチェンジ式バイトホルダ「PZターン」に待望の20シャンクシリーズが登場。日本で初披露目する。

ハンマーを使わず簡単に刻印をできないかというコンセプトで開発した「ハイポン」。動力はエアーのみで誰にでも簡単に打刻でき、文字サイズも4~8㎜まで選択可能。刻印もワンタッチで素早く交換できる。アルミや真鍮・鉄等へのマーキングに最適。

PART28

空研 (1号館1D54)「軽量で高い操作性」

主な出展製品

充電式インパクトレンチ・KW‐E160pro(新)、エアーインパクトレンチ・KW‐3800ISO‐GL(新)、エアーインパクトレンチ・KW‐1600proZ(新)、パワートルクセッター・PTS‐50EX

特長・見どころ

「KW‐E160pro」は小径ボルトや乗用車、小型トラックのナット脱着に最適。小型、軽量かつ、長寿命なブラシレスモータを採用。「KW‐3800ISO‐GL」は大型車のISO式ホイールナット、「KW‐1600proZ」は小型乗用車のホイールナットや建機組立生産ラインの脱着作業向け。独自のNクラッチ機構で軽量・低振動・高耐久性を実現する。

PART29

ムラキ (2号館2C14)「ロボ・MC用MRA超硬バー」

主な出展製品

マシン・ロボット用MRA超硬バー 「MPシリーズ」(新)など。

特長・見どころ

自動機でのバリ取り面取りを最適化したMRA超硬バー「MPシリーズ」。自動機の特性に遭わせた刃先ジオメトリの採用により加工時の安定性を高め、工具交換時の除去量差も小さく、面取り品質が向上する。

先端形状は、大きな面取り加工に最適な「円柱タイプ」、フローティングホルダとの相性が良い「円錐型」、正面、背面の両側のバリ取りに対応し、ワークとの干渉を避けやすい「球形型」のほか、背面加工専用の90°逆傘形状「タイプ59」を2サイズ追加した。

PART30

ブロードリーフ (1号館1D06)「機工商向け販管システム」

主な出展製品

機械工具商向け販売管理システム「機工メイトⅡ」、作業分析・業務最適化ソフトウェア「OTRS」

特長・見どころ

「機工メイトシリーズ」は機械工具商業界と共に歩み続け、業種特化した販売管理システム。1000 社以上の導入実績があり、商品データは320メーカー200万点以上を登録している。

「OTRS」は撮影した映像をパソコン画面上で確認しながら動作を要素単位に区切り、比  較・分析・検証・教育を行なうソフト。ブースに訪問し、名刺交換すればノベルティをもらえる。

PART31

ジーネット( 1号館1C19)「製造現場の最適を提案」

主な出展製品

ワーク脱着ハンドリングシステム「GNH‐10」、バリ取りトライアルシステム、パーマリー万能工具研削盤、チョコ停監視ソリューション。

特長・見どころ

生産性向上、自動化、コストダウン等、製造現場の悩みをシステムインテグレーターの視点から解決提案。高品質・低価格のオリジナル輸入工具「GIGA」も紹介する。

「GNH‐10」は、中国製の協働ロボット・ハンズロボットを使用したシステムで、ダイレクトティーチングができ、最大24ワークの自動運転を実現する。

バリ取りトライアルシステムは、バリ取りの自動化実現の可否、ツールの選択、ティーチング等を検討できるシステム。

PART32

象印チェンブロック( 1号館1B23)「安全に効率化・省力化」

主な出展製品

手押式自在クレーン「軽レールクレーン」、小型電気チェーンブロックαダイレクトハンドシリーズ「スライドグリップタイプ」、ねじクランプ一つ穴タイプ「WH型」(新)。

特長・見どころ

「軽レールクレーン」は、現場に合わせて電気チェーンブロックと組み合わせ、曲線的な動きや3次元の動きもなめらかに操作できる。後付けも可能。女性にも楽に安全に操作できる。「スライドグリップタイプ」を採用すれば、親指で可動グリップを上下させるだけの片手操作が可能。

今回初披露する「WH型」は、一つ穴のダブルカム構造のねじクランプ。二つ穴の「WF型」に追加した。0・5t~3t用をラインナップ。

PART33

ダイドー (1号館1B29)「FA&ロボット+AI」

主な出展製品

ファナック製協働ロボット「CRX‐10iA、10iA/L」(新)など。

特長・見どころ

『FA&ロボット+AI』をテーマに、メーカー各社とコラボレーションで展示する。軽量かつ周辺機器やビジョンとの接続が簡単で、可搬質量と動作領域に応じて選択可能なファナックの新型協働ロボットCRX‐10iA、10iA/L」や様々な最新のロボット展示に加え、AIでの多種多様なデモンストレーションを行い、従来と一味違った自動化・省人化システムを披露し、ユーザーの課題解決を提案する。

また、これまで培ったロボットやFA技術を用いて、ユーザーのニーズに応える情報も提供する。

オンライン出展

PART34

嵯峨電機工業「調光で凹凸、傷を見逃さない」

高演色LED調光機能付きストロングライト「SL-LED20D-FL-Ra」  

特長

塗装面などの表面の検査に色調や色の確認に見えない傷が見える。

特長①光に紛れて見えにくかった傷や凹凸の視認性を強い光により向上させ、目視による簡易検査の作業効率を高めた。②調光機能付きは電源スイッチを15%~100%の調光ボリュームに変え、検査内容に光出力を合わせることでより効率的に目視検査ができる。電源AC100V、LED出力最大20W、電源コード長5m。③オプションに位置固定用マグネット、スタンドや油垂れを見る拡散フード、光色を変えるカラーフィルターも用意している…など。

「故障した製品の修理や修理用パーツの受注、出荷も承っております。使用感の確認のためにデモ品の貸し出しもしていますので製品にご興味をお持ちの方はぜひお問い合わせください」(尾曽秀幸社長)。

PART35

フクハラ「省エネ、脱炭素に貢献」

高性能オイルミスト除去装置「オイル・バスター」 

特長

高性能オイルミスト除去装置「オイル・バスター」は、圧縮空気の油分濃度をオイルフリーコンプレッサと同等品質にする装置。公認検査機関の分析では、n—ヘキサン抽出物質方式およびガスクロマトグラフィー質量分析(GC/MS)方式(JIS8392)で0・0005wt ppm以下と、「クラスゼロ」相当の圧縮空気を作ることが実証されている。除油性能の持続期間は約2年。給油式コンプレッサと「オイル・バスター」を合わせて使用すれば、年間6000時間稼働した場合、目安としてオイルフリー式に比べ電気代は約32万円~112万円、二酸化炭素を約7・4㌧~約26㌧の削減が出来る。

「省エネ、脱炭素に貢献し、安価に導入することができるオイル・バスターの導入をぜひご検討ください」(関係者)。

日本産機新聞 2021年10月5日

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イノフィス(東京都新宿区)は今年8月、腰補助用装着型アシストスーツ「マッスルスーツ」の新しいモデル「GS-BACK」を発売した。既存モデルの「Every」に比べ、軽量で動きやすく、これまで以上に幅広い現場での活用が期待さ […]

TONE 本社を河内長野工場に移転

TONEは、本社を同社最大拠点である河内長野工場に統合、移転した。9月26日から業務を開始した。 今回の統合により、開発、製造、営業企画、品質保証、管理の各部門と経営を一体化。部門間のコミュニケーション向上を図り、一層綿 […]

エヌティーツール 福岡県筑紫野市に九州事務所を開設

ツーリングメーカーのエヌティーツール(愛知県高浜市、0566-54-0101)は福岡県筑紫野市に九州事務所を開設し、九州地域での迅速かつ細やかなサービスを提供することで顧客の課題解決に応えていく。住所は福岡県筑紫野市原田 […]

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