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日伝 西部物流センター新設
ピッキング作業を効率化

在庫1.4倍の5万点

日伝(大阪市中央区、06-7637-7000)は、大阪府門真市に新西部物流センターを開設した。効率良く出荷作業ができるシステムを導入し、販売店が求める納期に柔軟に対応できる出荷体制を構築する。9月28日に稼働を始める。
新西部物流センター(総敷地面積1万3226㎡)は4階建てで、総延床面積は旧同センターの約1.7倍の2万4070㎡。バケット自動倉庫や搬送コンベアに加え、作業者が定位置で作業する定点(GTP)ピッキングシステムを導入し、ピッキングの作業効率を従来の4倍に高めた。
日伝は西部、中部、東部の3つの物流センターがあり、西部は西日本やほかのエリアへの出荷も担う基幹拠点。しかし取扱商品点数を拡充する中で、旧同センター(2003年に新築)は手狭になっていた。新西部物流センターは旧同センター(大阪府東大阪市)の延床面積約1.7倍の広さを利用し、在庫商品点数を約1.4倍の5万点(従来3万6千点)に増やす。
日伝は今年4月、新中期経営計画(21年4月~24年3月)をスタート。その重点施策の一つに「パートナー(販売店)との協業」を掲げる。新同センターでは、時期が異なって受注した商品を集約して希望の納期に届ける「荷合わせ」などのサービスをさらに充実させる。このサービスを「パートナーとの協業」に役立てる。
経験やノウハウを持つ女性をチーフ・リーダーに採用するなど、物流部門で女性が活躍できる環境もつくる。「日伝の今後の事業成長において物流は極めて重要なセクション。優秀な女性がその能力を発揮できる環境をつくっていきたい」(商品管理部担当・三好朗執行役員)。
日本産機新聞 2021年9月20日
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