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【インタビュー】フルサト工業 古里 龍平社長
10月1日に発足「フルサト・マルカホールディングス」
技術商社を目指してフルサトグループは、マルカとの経営統合が決まり、10月1日にフルサト・マルカホールディングスが発足する。今回の経営統合では特にジーネットの領域が強化・拡大される。大きく動き出すフルサトグループの今年の取り組みを古里龍平社長に聞いた。

プラットフォーム戦略が大きく進展
ジーネットの領域を強化・拡大
それぞれのお客様にとって最適な価値を提供することを目的に、様々な商材や仕組み、機能や技術を戦略的に取り揃え、有機的に連携させるための土台としてのプラットフォーム戦略に取り組んでいる。技術力を有する商社を目指すにあたり、M&Aや業務提携等によって不足しているピースを補っていく必要がある。
マルカとは、お互いが欠けていると認識していた分野を補完し合える関係であることから、経営統合という判断に至った。これにより、描いてきた戦略が、大きく進展することが期待できる。
さらにこの先も、優れた技術や機能を保有する企業等による参画を募っていきたいと考える。
エンジニアリング機能を強化
ロボットを用いた生産ライン自動化の推進において、設計やエンジニアリング等の機能強化に取り組んできた。マルカも同様の取組みを行なっており、統合によって幅広いユーザーへの対応力を強化する。エリア拡大やクロスセルによる鍛圧機械・射出成型機などラインナップ拡充も可能で、両社が受注した案件を、協力して効率的に生産対応する。マルカが持つプレス自動化装置や食品機械などにおける専用機械メーカーとしての機能も提供できるようになる。生産ラインの自動化・省力化ニーズの高まる中、機動的な対応力を発揮していく。
DX提案の推進
AIやIoTなどデジタル技術を活用した工場の高効率化を実現するスマートファクトリーへの対応を強化する。IoTセンサによるデータの収集とAIによる分析というデジタル要素と、実際の製造現場に落とし込み効率化につなげるメカニカル要素といった異なるノウハウが求められる。
グループ企業であるセキュリティデザインは、防犯監視システムのネットワークを構築する技術を有し、これをスマートファクトリーのデータ収集に活用できる。AIやセンシングなどの足りない機能はさらに補完していく。
海外ビジネスの強化
経営統合により、マルカが長年構築してきた強固な海外営業基盤ネットワーク(北米・アジアに24拠点を有する)を活用した海外ビジネスの強化を図る。
海外では、既存のマルカの顧客だけではなく、我々のお客様も海外に工場を持っている。ここでもクロスセルの効果を期待し、事業拠点の共用も検討している。
当社が扱っている機器・工具など機械周辺製品を商材に加えることで、ユーザーの多様なニーズに対応可能となる。
日本産機新聞 2021年8月20日
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