2021年10月21日(木)

タナカ善 自走式無線協働ロボの提案

リアル自社展を開催  工場の人手不足に対応

2021京滋マシン&ツールソリューションフェアー

タナカ善(京都市伏見区、075-612-6900)は7月16~17日、自社展示会である「京滋マシン&ツールソリューションフェアー」を京都パルスプラザ(京都市伏見区)で開き、例年通り多数のユーザーが来場。工作機械や切削工具、工作機器、測定機器など約70社のメーカー各社の最新製品を披露し、自動化や省人化などユーザーの課題解決を提案した。

今回の展示会で注目を集めたのは、同社が手掛ける「自走式無線協働ロボット」の提案だ。安全柵が不要で、人が触れると安全に停止する協働ロボットのユニバーサルロボットとAMRと呼ばれる自律走行搬送ロボットのMiRを組み合わせ、機械加工前のワーク投入から加工後のワーク交換(ダブルハンド採用)、加工したワークを所定場所に移動し、ワークストッカーに置くまでの一連の作業を自動化するシステムを本社ショールームで披露した。

日本国内での自走式無線協働ロボットシステムは今後、人手不足などを背景に、機械加工の生産現場や工場内物流の自動化として期待されているシステムで、同社の田中善隆社長は「大手ユーザーは工場内の自動化が進んでいるが、中小のユーザーのこれから。今後も自動化や省人化ニーズは増えると予測され、自走式無線協働ロボットシステムへの期待は大きいと思っている」と話す。

同システムの構築にはSlerのカンタム・ウシカタ(神奈川県横浜市)や工作機械メーカーも参画。ワークの脱着・交換から自律走行システムまで構築し、自動化するためのチャックの爪のストロークなど様々な調整を行った。カンタム・ウシカタは展示会内で行われた「次世代ものづくりセミナー」にも登壇。AMRと協働ロボットのシステムで24時間365日稼働や少量多品種生産への対応が可能で、工場の自動化や省人化、生産性向上に寄与すると解説。また、人手不足だけでなく、新型コロナウイルスの影響で工場内の三密回避策も求められており、自動化を図るロボットシステムのニーズは続くと思われる。

日本産機新聞 2021年8月20日

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