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この人に聞く −キトー アジア事業本部 販売戦略部 専任部長 井澤 和之氏に聞く
エンジニアリングの専門部隊
キトー(山梨県昭和町、055-275-7521)は、ホイストやクレーンシステムの図面、見積もり、工事計画までを一貫して請け負うことができる専門部隊「セールスエンジニアリンググループ」を新設し、顧客への提案営業を強化している。「これまで以上にスピーディーな対応が可能となり、お客様の利便性向上、キトーの総合力の強化につながる」と話す井澤和之専任部長に新設した狙いや具体的な取り組み、今後の展開などを聞いた。

スピーディーな対応を実現
新設の目的は。
新たに建築を予定している物件や設備投資を検討している案件は、流通販売とは異なり、話題が上がってから実際に具体化するまでに非常に時間が掛かるため、営業担当者がフォローしきれていないケースもあった。こうした案件をきちんとフォローできる体制を整えるために2019年に新設し、20年から本格的な活動をスタートした。
どんなメンバーか。
現状5人体制で、設計も営業もできるメンバーを集めた。全員が海外を経験しており、電気設計や機械設計の専門的な知識と豊富な商品知識を併せ持ち、お客様からの様々な問い合わせに対応できる能力を持っている。
具体的な活動内容は。
お客様のニーズにあったシステムの提案はもちろんのこと、建屋やクレーンの取り付けに制約があり、何か良いアイデアはないかという相談を受けることも少なくない。また、海外案件の打ち合わせも行っている。「セールスエンジニアリンググループ」は、営業とエンジニアリング両方の機能を併せ持つ組織。お客様へのよりスピーディーな回答はもちろんのこと、これまでの実績と営業・設計併せた豊富な経験を活かした想像以上の提案が可能になる。
特に注力する分野は。
従来からのお客様である建設業者、エンジニアリング会社、プラント会社、防衛、電力、航空宇宙、鉄道などの他、食品や医薬品、化粧品(日用品)といった三品業界への提案も強化している。三品業界では工場の省力化需要が高まっており、ホイストやクレーンの需要も増している。当社はクリーンクレーンや自動搬送のオートクレーンの実績も多く、また、衛生管理(HACCAP)に重点をおいた食品業界向け電気チェーンブロックを開発するなど、市場ニーズに応えた製品を軸に開拓に力を入れていく。
機械工具商との連携は。
全国各地の食品や医薬品を取り扱うお客様と機械工具商社の方々を我々の提案によってどんどんつなげていきたいと考えている。
今後の展開は。
継続して人材の育成に取り組む。人員を強化し、将来的には「セールスエンジニアリンググループ」で、売上高20億円、30億円と躍進していきたい。
日本産機新聞 2021年3月5日
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