2025年11月12日(水)

モータコンプレッサに注力  −北越工業 −

大型機などラインアップ拡充

屋外設置型オイルフリースクリュコンプレッサ 
屋内設置型スクリュコンプレッサ   

 北越工業(新潟県燕市、0256-93-5571)が、モータコンプレッサを扱う産業機械(産機)事業を強化している。昨年10月に神戸製鋼所(神戸市中央区)から汎用コンプレッサのOEM(相手先ブランドによる生産)供給を受けることを発表。製品ラインアップの拡充を目指している。

 また、営業やマーケティングも強化し、産機事業の売上拡大とモータコンプレッサの市場シェア拡大を狙う。

 同社の売上高構成比は、エンジンコンプレッサやエンジン発電機などの建設機械(建機)事業が約8割を占め、モータコンプレッサの産機事業は2割ほど。さらなる売上高の拡大を図るために、産機事業を強化している。

 取り組むのは、製品ラインアップの拡充。神戸製鋼所から大型汎用オイルフリースクリュコンプレッサ本体(160kW)のOEM供給を受けることで、大型の屋外設置型空冷式オイルフリーコンプレッサを開発し、2021年4月中の販売を目指す。同社の製品ラインアップは22~75kWだが、160kWを加えることによって、幅広い市場への対応が可能となる。

 また、既存の22~75kWでも製品ラインアップを拡充する。特に屋内設置型の油冷式やオイルフリー式の開発に注力していく。

 その他、営業やマーケティング活動の強化も図る。モータコンプレッサの販売力の底上げや、市場調査などのマーケティング活動による製品開発やサービス拡充への展開にも取り組んでいく。製販両面で産機事業の活動を強化し、将来的には産機事業の売上比率を現状の2割から3割まで引き上げることを目指す。

日本産機新聞 2021年2月5日

[ 日本産機新聞 ][ 環境機器・工場管理 ][ 製品 ] カテゴリの関連記事

三井精機工業  那須  要一郎社長 「『三井』ファン増やす」

既存顧客を大事に、持続成長目指す 「地道に『三井ファン』を増やし続けたい」。そう話すのは、今年6月に三井精機工業の社長に就任した那須要一郎氏。「既存のお客様を大事にしながら、永続できる会社にするのが自らの役目」という。 […]

ミスミグループ本社 グリゴグループに自販機導入

ミスミグループ本社は9月19日、同社が提供する間接材の調達コスト削減サービス「MISUMI floow(フロー)」をグリコグループの製造部門を担うグリコマニュファクチャリングジャパンが導入したと発表した。食品業界での採用 […]

【Innovation!】コンプレッサ・周辺機器

省エネ対策で電力費削減 工場内の電力量の3割近くを占めると言われるコンプレッサ。電力量の使用量を減らすには、省エネ仕様の機種や効率的な運用が欠かせない。こうしたニーズに対応すべく、インバータ搭載の省エネ機種、環境負荷を低 […]

トピックス

関連サイト