共有で終わらせず、先を考える 自分が所属する部や課、ひいては会社がどのような方向に進むのかという未来予想図を描くことは管理職の重要な業務の一つだ。ただ、これだけ先が読めない時代に未来を描き切るのは簡単なことではない。ある […]
年頭所感 −日本工作機械輸入協会 会長 中川 貴夫−
日本人のものづくり支える

輸入工作機械は、今や工作機械製造大国たる日本の、市場ニーズのニッチな部分を埋める、しかし決して輝きを失うことのないものだと確信しております。当協会は、工作機械の輸入を通じて「日本人のものづくり」を支えるため、一層の努力をしていく所存です。
昨年は新型コロナウイルスに振り回された一年でした。今までに経験したことのない新たな生活様式、新たな仕事の仕方を模索し、すべてはオンラインに急激に移行されました。
昨年の今頃、よもやオリンピック・パラリンピックが延期になり、JIMTOFがOnline開催となるなどと誰が予測したでしょう。
当協会の会員企業は、「鎖国」により海外パートナーとの往来が絶たれ、業績へも深刻な影響が出ました。昨年の工作機械の輸入統計は、約680億円(予想)で、一昨年より約37%ダウンとなり、周辺機器を加えた総合計では、約8100億円(予想)、同約19%ダウンとなります。
今年は昨年の試練をどう乗り越えるか、知恵を絞っていかに生き残るか、あるいは大きく飛躍するか、国も企業もその「力」を問われる年となります。前を向いて、明るく元気を出して一歩ずつ進んで参る所存です。
日本産機新聞 2021年1月20日
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