オークマ「オークマ・マシンフェア2025」 オークマは11月12日から14日までの3日間、愛知本社で「オークマ・マシンフェア2025」を開催した。 人手不足や熟練作業者不足などの課題を解決する同社の最新技術を披露した。5 […]
オートデスク社とパートナーシップ締結 −サンドビック−
CAM作業の簡素化に
サンドビック・コロマントはオートデスク社(米国)と新たにパートナーシップを結び、コラボレーションにより複雑化しているCAM作業プロセスの簡素化を目指す。サンドビックの工具データへのアクセスをオートデスク社のユーザーに提供し、データ選択に対する時間の効率化を進め、加工準備段階から効率向上を図る。
切削加工は、実加工までに複雑なプロセスを要し、ユーザーは新しい被削材や複雑形状なワークに対しテスト加工を行う時間が十分に取れないことも多い。今回のパートナーシップはサンドビックの持つ豊富なツーリング知識と専門知識にオートデスク社のCAMソフトウェアソリューションを組み合わせることで、デジタル上で簡単に切削工具を選択できるように努める。サンドビック・コロマントのプロダクトマネージャーであるヨナス・ストレーム氏は「CAMユーザーは新技術やソリューションのテストを好むが、CNC加工において時間的な制約によりテストが制限されることが多い。そこで、CAMユーザーにボタンクリックで工具情報や推奨工具、独自の加工方法へのアクセスを提供し作業プロセスを単純化させたい」と話す。
また、オートデスク社の設計および製造ビジネス戦略副社長のスルナス・ヨナラガッダ氏は「製造および金属切削は複雑なプロセスになり、セットアップ時間の遅れや加工エラーを増大させる結果となっている。ツーリング情報も手動処理のため困難になっており、準備段階におけるユーザーの効率の向上に貢献したい」と語った。
このパートナーシップは長期ビジョンの一部で両社は新テクノロジーでユーザーの競争力維持に寄与し、デジタル設計や製造ソリューションの提供を進めていく。
日本産機新聞 2021年1月20日
[ ニュース ][ 日本産機新聞 ][ 機械工具業界の出来事 ] カテゴリの関連記事
日立産機システム(東京都千代田区)は既存機から新型コンプレッサへの置き換えで削減できた二酸化炭素(CO2)の排出量をクレジット化するサービスを2026年度に開始する。クレジットは市場で売却し、得た収益はユーザーに還元する […]
供給網の強靭化、重要性高まる 経済産業省は2024年4月に「航空機産業戦略」を策定し、今後の方向性を打ち出した。成長のカギの一つとして挙げるのが、サプライチェーン(供給網)の強靭化。安定供給を実現するため、国内に加え、海 […]






