2026年5月22日(金)

2021年 世界生産額初の3兆ドル超 −電子情報産業–

 電子情報技術産業協会(略称JEITA、石塚茂樹会長・ソニー代表執行役副会長)はこのほど、2021年の電子情報産業の世界生産が、前年比7%増の3兆1756億ドル(約328兆円)と初めて3兆ドルを超えるという見通しを発表した。自動車需要の回復や5G端末の普及などによる電子部品・デバイスの伸長などが期待される。

自動車需要の回復、5G端末普及に期待

 20年の世界生産額は、新型コロナウイルスの感染拡大により、電子機器需要が急減速となったが、テレワークの普及によるパソコンの増加、データセンター向け半導体需要の拡大などによって、2兆9727億ドル(約308兆円)と微増にとどまると見込む。

 21年の品目別では、SI(システムインテグレーション)開発やソフトウェアなどのサービス事業の「ソリューションサービス」が同8%増の1兆887億円(約112兆円)と1兆ドルを超え、通信機器が同11%増の5342億ドル(約55兆円)、半導体が同8%増の4694億円(約48兆円)となる見通し。

 一方、国内生産は、20年の生産額が同5%減の9兆7896億円だったのに対し、21年は同4%増の10兆1453億円と、成長に転じるとみる。

 石塚会長は、「リモート技術の導入が進み、IoT機器やソリューションサービスの需要拡大が見込まれる。さらに電子部品・デバイスも、5GやEV化などで日系企業の高性能部品に対するニーズが高まる」と予測した。

日本産機新聞 2021年1月5日

[ 分析 ][ 日本産機新聞 ][ 業界分析 ][ 統計データ ] カテゴリの関連記事

機械工具上場商社2026年3月期決算、自動化・DX投資開拓に力

半導体・航空宇宙・造船が好調 機械工具上場商社の2026年3月期決算が出揃った(トラスコ中山、ユニソルホールディングス、MonotaROは1‐3月期、NaITOは2月期)。新車開発の先送りで自動車の設備投資が力強さを欠く […]

日本精工とNTNが統合、27年秋に共同持株会社

フィジカルAIなど成長分野を強化 日本精工とNTNは12日、経営統合に向け、基本合意したと発表した。2027年10月に共同持ち株会社を設立し、2社は共同持ち株会社の完全子会社になる。経営資源の集約を進め、産業基盤の地位確 […]

組織が目指す方向を照らして【現場考】

管理職について考える現場考。これまで経営者が求めることなどを書いてきた。では部下は管理職に何を求めているのだろう。メーカーや商社の営業や業務の社員に尋ねてみた。最も多かったのが「事業方針に基づいて組織(所属する部や課)が […]

トピックス

関連サイト