供給網の強靭化、重要性高まる 経済産業省は2024年4月に「航空機産業戦略」を策定し、今後の方向性を打ち出した。成長のカギの一つとして挙げるのが、サプライチェーン(供給網)の強靭化。安定供給を実現するため、国内に加え、海 […]
公平と評価と思いやり 人の振り見てわが振り直せ −仕事考–
この会社で働いて良かった
社員には「この会社で働きたい」「この会社で頑張りたい」と思って欲しい。但し、権利ばかりを主張し義務を果たさない社員は願い下げたい。
「この会社で働きたい」と思ってくれるには、会社への信頼が必要だ。「頑張って成果を出せば、会社は報いてくれる」「会社は道理に反することをしない」…といった信頼。
会社は「社員を守る」という覚悟が必要になる。その前提として、社員には公平でなければならない。公平は平等とは異なる。能力や成果に応じて評価をすることが公平であり、皆一律に報酬を支払う事はない。成果主義と年功序列の使い分けは、各企業で異なる。ダイバーシティや同一労働同一賃金が注目され、ますます公平さが求められる。
高齢者の活用も叫ばれている。当社は、先代から「60歳を過ぎても、出社できる間は希望に応じて勤務可能」という少し変わった方法を導入している。賛否両論あるが、途中入社で知識も経験も無い私にとっては、ベテランの意見やサポートはこの上なくありがたい。基礎がしっかりしていて、相談相手として心強い。若い人がリーダー役になり、ベテランが補佐すれば、組織は上手く動くはずだ。ベテランは若い頃のようには動けないかもしれないが、尊重の心は忘れてはいけない。
「会社をチーム」と考えた場合、女性社員はもちろん、関連会社の人も同じチームの一員。ところが、周りの社員や関連の人達に目配りできない社員がいる。本人は仕事一筋。土日も時間もお構いなく、企業にとっては、キチンとした仕事をしてくれればこの上ない有難い社員になるが、自分の都合を押しつけたり、意に添わないと言葉や目付きが物を言い、それが相手に伝わる。一緒に働きたくなくなる瞬間である。
会社は色々な考え方をもつ人たちの集りだ。周囲の人の気持ちや立場、環境を思う心、思いやる気持ちが大切なのは当たり前。それが次工程へ仕事を渡す時の配慮にも繋がり、仕事の効率アップと成果拡大に貢献する。「人の振り見てわが振り直せ」を一考したい。
日本産機新聞 2020年12月20日
ベトナムの格安航空会社(LCC)がボーイングに200機を発注するなど航空機の需要が急拡大しているベトナム。旺盛な航空機の需要増に合わせ、欧米の航空機や部品メーカーが現地でのサプライヤー開拓を進めている。ベトナムで航空機部 […]
アジアでは新興国の人口増加や経済成長、インフラ需要などに伴い、航空機産業は今後さらなる伸びが期待されている。政府もこうした需要拡大を見込み、アジアでの航空機産業へのサプライチェ—ン参画を強化するため、補助金や官民連携など […]






