2025年9月18日(木)

基本性能・自動化対応を強化 –ヤマザキマザック–

横形マシニング センタ「HCN‐6800NEO」

 ヤマザキマザックは、横形マシニングセンタ“HCNシリーズ”に「HCN‐6800NEO」(写真)を追加。11月16日から開催された「JIMTOF2020Online」に出展、販売を開始した。

 HCN‐6800NEOは、主軸能力やテーブル仕様など基本性能を強化するとともに、ニーズの高まる自動化への対応力も高めた。最大加工寸法は、φ1050㎜×1300㎜。

 新開発の主軸は、出力を従来機比23%向上した10000回転主軸(標準)と、出力を50%、トルクを25%向上した高トルク8000回転主軸(オプション)を用意。ドラム式マガジンによりことで、次工具待ち時間の短縮だけでなく、搭載できる最大工具長を690㎜まで延長した。

 オプションでクラス最速の位置決めが可能なDDM(ダイレクト・ドライブ・モータ)テーブルをラインアップし、高速・高精度の位置決めによる高効率加工を実現する。また、熱変位制御機能「Ai サーマルシールド」を新たに搭載。AⅠが計測結果を学習し、加工ごとに補正量を最適化することで、高い水準で精度を安定させることができる。

 さらに自動化システムとの接続性も高め、導入後の自動化システムの追加や既存の自動化システムへの接続を容易にし、変種変量生産に対応する。その他、加工物の素材ごとに最適化したクーラントシステムを用意し、油圧治具対応の強化など長時間連続運転に適した仕様とした。

 コンパクトなフロアスペースと、メンテナンス機器の集中配置により保守性も高めている。価格は5250万円(税別)から。年間200台の販売を見込む。

日本産機新聞 2020年12月5日

[ 工作機械 ][ 日本産機新聞 ][ 製品 ] カテゴリの関連記事

管理職の仕事の領域【現場考】

部下の成長の機会つくる 販売店の営業はユーザーから商品を受注するだけが仕事ではない。商品を納入し、予定通りに稼働させ、代金を回収するまで責任がある。 ある時、販売店の営業に工作機械メーカーから連絡があった。あるユーザーか […]

いよいよ開催【特集:つなぐ関西グランドフェア2025】

最新技術やソリューション披露 ユアサ商事は9月18・19日の2日間、インテックス大阪(大阪市住之江区)の6号館A・Bで、「つなぐ関西グランドフェア2025」を開く。国内の製造業は人手不足や技術者の高齢化が進み、原材料費や […]

ユアサ商事 佐古  晴彦 関西支社長に聞く展示会の見どころ【特集:つなぐ関西グランドフェア2025】

メーカーをつなぎ、変種変量生産に対応 関西圏の市況は。 非常に厳しい状況が続いているが、関西は重電(タービン関係)、船外機など造船関係、電子・半導体、食品・医薬品・化粧品といった三品業界など多種多様な市場が広がっており、 […]

トピックス

関連サイト