2024年4月19日(金)

テクノロジーセンターを新設 −ブラザー工業 –

加工テストやセミナーも

 ブラザー工業は10月19日、新ショールーム「ブラザーテクノロジーセンター」(写真)を同社刈谷工場敷地内(愛知県刈谷市野田町北地蔵山1‐5)に新設した。工作機械の展示台数を増やし、機械だけでなく周辺機器やファクトリーオートメーションに関する展示を行い、加工テストから自動化までソリューション提案を強化するほか、セミナーなども開く。施設は2階建てで、ショールームの面積は従来比約2・4倍の900㎡、建築面積は約1250㎡、延床面積は約2500㎡。現在の機械設置台数は10台で、最大20台設置できる。

 同社の工作機械のコンセプトは「速さ」だ。高い生産性を追求しながら、近年は小型マシニングセンタ「SPEEDIOシリーズ」として、大物ワークへの対応や複合加工、パレットチェンジャー搭載やローディングシステムなど多種多様なニーズに応えた機械をラインアップ。タッピングセンターも含め累計販売台数は15万台を超える。

 新ショールームは加工相談ほか、治具関係など加工に関連する細かな相談にも対応。さらに、セミナー施設も充実させ、大型セミナー室は最大112人収容でき、そのほか、42人収容できるセミナー室や応接室、VIPルームなども完備した。産業機器事業・執行役員の星真氏は「ショールームは機械の認知度や加工テストなど体感したもらう場として非常に重要」と話す。また、コロナ禍の状況に対し、ウェビナーやリモート相談・立ち合いにも対応。市場動向について星氏は「中国の自動車向けなど新型コロナウイルス後の経済復興が急速に強まっており、今年度は昨年度より上昇に転じる見通しだ」と、今後の機械需要の回復に期待を寄せた。

日本産機新聞 2020年12月5日

[ ニュース ][ 会社移転・新設 ][ 日本産機新聞 ][ 未分類 ] カテゴリの関連記事

【連載企画:イノフィス、次なる戦略②】折原  大吾社長インタビュー
作業や業界に特化した製品開発

イノフィス(東京都新宿区)は今年8月、腰補助用装着型アシストスーツ「マッスルスーツ」の新しいモデル「GS-BACK」を発売した。既存モデルの「Every」に比べ、軽量で動きやすく、これまで以上に幅広い現場での活用が期待さ […]

TONE 本社を河内長野工場に移転

TONEは、本社を同社最大拠点である河内長野工場に統合、移転した。9月26日から業務を開始した。 今回の統合により、開発、製造、営業企画、品質保証、管理の各部門と経営を一体化。部門間のコミュニケーション向上を図り、一層綿 […]

エヌティーツール 福岡県筑紫野市に九州事務所を開設

ツーリングメーカーのエヌティーツール(愛知県高浜市、0566-54-0101)は福岡県筑紫野市に九州事務所を開設し、九州地域での迅速かつ細やかなサービスを提供することで顧客の課題解決に応えていく。住所は福岡県筑紫野市原田 […]

トピックス

関連サイト