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新カタログを発刊 −小原歯車工業–
200品目3万種を掲載

小原歯車工業(埼玉県川口市、048-255-4871)はこのほど、新カタログ「KHK2021」を発刊した。標準歯車や追加工のラインナップなどを大幅に拡充。200品目3万種を掲載した。全製品のページに2次元コード(QRコード)を掲載するなど、使いやすさも向上させた。
同社のカタログは、1975年から当時の大衆車「カローラ30」(トヨタ自動車)にあやかって、「KHKカタログ30シリーズ」として発刊していた。今回から「KHK2021」と名称を改め、全面改訂を行った。
標準歯車で新たに追加したのが、「JIS0級歯研スパイラルマイタ」と「レーザー焼入CPラック」。「JIS0級歯研スパイラルマイタ」は加工基準面を全て研磨仕上げし、簡単芯出しで精度を維持することができる。また、これまで「CPラック」は高周波焼入のみだったが、レーザー焼入も標準化した。
他社とのコラボ商品も多数掲載する。アルミフレームメーカーのSUS(静岡市駿河区)と共同で「ラック&ピニオンアルミフレーム搬送装置」を開発した。ユニット品の掲載は同社としては初だという。また、三木プーリ(川崎市中原区)のブッシュ「ETP‐EPlus」に対応した「Eシリーズ」や、サーボ用減速機メーカー各社に対応したピニオンなども追加し、シリーズを拡充した。
その他、追加工製品の「Jシリーズ」のラインアップを大幅に拡大したり、歯面焼入を標準化したサービス「焼入+(プラス)」の対応も可能にした。全面改訂に伴い、2次元コードを掲載するなど、利便性も向上させた。「ウェブと紙の両方の良さを活かし、より便利に使ってもらえるように工夫した」としている。
日本産機新聞 2020年12月5日
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