2026年7月15日(水)

宇都宮事業所にソリューション棟 −ミツトヨ –

最先端の測定技術を提案

 ミツトヨ(川崎市高津区、044-813-8201)はこのほど、今年6月に宇都宮事業所(栃木県宇都宮市)内に建築した「ソリューション棟」を公開した。地上3階建てで、延べ面積は6849㎡。ショールーム機能と測定器の校正業務を行うラボを併設。最先端の測定技術を提案する営業拠点として活動を展開していく。

ソリューション棟外観

ショールームと校正ラボ

工場内をリアルタイムで表示
インライン/ニアラインゾーン

 同棟の1、2階部には、同社最大のショールーム「M³Solution Center UTSUNOMIYA(エムキューブ・ソリューションセンタ・宇都宮)」を設置した。宇都宮事業所内にあったショールームを移転し、リニューアルオープン。1階部に大型三次元測定機など同社の測定機器1050点を展示し、2階には応接スペースを設けた。

 展示スペース内は黒を基調とし、あえて鉄骨をむき出しにするなど、生産現場をイメージした。「生産現場の近くで測定を行うという近年の測定ニーズを表現した」(同社広報)という。新商品を展示する「コンセプトゾーン」のほか、生産ラインでの測定技術を紹介する「インライン/ニアラインゾーン」を設けた。

上:大型三次元測定機の展示や測定テストを行う「テストチャンバー」を設ける/右下:測定工具を展示、VRを活用し、商品情報なども閲覧できる/左下:測定工具を展示、VRを活用し、商品情報なども閲覧できる

 「インライン/ニアラインゾーン」では、ファナック製ロボットアームを搭載した牧野フライス製作所のモバイルロボット「iAssist(AGV)」で加工から測定までの一連工程を自動化する提案を展示。「かつては検査室の中のものだった測定機器が、生産工程の中で動的に機能し、中心的な役割を果たす様を見てほしい。当社のものづくりを通じて、様々なアイデアを持ち帰ってもらえる場にしていきたい」(宇都宮事業所の加納孝文所長)。

上:1階エントランス/下:1階の商品展示スペース

 また、機器だけでなく、測定工具も展示。拡張現実(AR)技術を活用し、スマホやタブレットなどで製品情報を確認することができる。その他、展示スペースには宇都宮事業所内の工場とリアルタイムで繋いだモニタを設置。同社製品を活用した測定工具の検査ラインなどを映し、活用事例を紹介する。

 ショールームのほか、測定器の校正業務を行う「キャリブレーション・ラボ」も併設。20℃±0・5~1℃で温度管理された校正室で校正や検査、修理サービスを提供するほか、校正証明書や各種書類なども発行する。

上:キャリブレーション・ラボはJCSS登録・ILAC-MRA認定を取得/下:キャリブレーション・ラボは全世界に30拠点
右上:ガラス面には宇都宮事業所伝統の松の木を映し出す/右下:松の木で製作した定規のノベルティ/左:事業所内の松の木で製作したオブジェ

 

 

 

 

 

 

 

日本産機新聞 2020年12月5日

[ ニュース ][ 会社移転・新設 ][ 日本産機新聞 ] カテゴリの関連記事

特集 成長する脆性材・樹脂・ゴム加工

機械や工具など技術開発が進む 直近、生成AIやデータセンターの投資が活発になり、半導体及び半導体製造装置の需要が急増。そのため、装置関連部材に活用される各種セラミックス(アルミナ、窒化アルミ、SiC)や石英ガラスなど脆性 […]

「技術で革新を作る」脆性材加工・トップ精工の取り組み【特集:成長する脆性材・樹脂・ゴム加工】

工具や治具も自社設計 「他社では加工が困難なセラミックスや石英ガラスなど難加工に取り組み、最適な工具・治具設計から加工条件まで確立しつつある」と語るのは中川翔太社長。2001年の設立以来、脆性材料の精密加工に特化し、マシ […]

「誰もが避ける道究める」樹脂加工・シティプラスチックの取り組み【特集:成長する脆性材・樹脂・ゴム加工】

大きさ、材質、量…全方位 半導体製造装置などの精密プラスチック部品を手掛けるシティプラスチックは今年3月、本社に6つ目の工場を新設した。これからも新棟を増やしていく計画で、これらの工場で約330台の工作機械をメーカー別に […]

トピックス

関連サイト