2026年10月25日(日)

全体最適は何か 自分自身に懐疑的に −仕事考–

自分の意見は最高か?

多様性、ダイバーシティ……、今まで何度も触れてきた。多様な意見が出ることが会社にとってメリットであり、成長に繋がると考える。

ここで自分自身の考えも含め色々な意見やアイデアが出る時に気をつけなければいけないことに気付いた。

人は自分の意見、自分が思いついたアイデアは、他の人が考えるアイデアよりも良く、あるいは成果が大きいと考えがちになる。社内で考えたアイデアと、コンサルタントや仕入れ先など外部から提案された解決策でも、社内で考えたアイデアを高く評価する傾向にある。

一生懸命考え、考え抜いたアイデアならなおさら。努力して生み出したアイデアの価値は過大評価されがち。時間と労力を費やした時ほど気をつけた方が良さそうだ。下手をすると「あの人は自己主張が強すぎる」と言われかねない。

もう一つ気を付けたいのが、「他の人も自分と同じ考えでいる」と思い込む危険がある。他の人も自分と同じように感じているだろうと思い込んでしまう。

国会審議で、「そんなこと、今ここで審議するほどのものか」と思うような事を、あたかも国家の一大事のように追求する場面に出くわす。自分が取り上げた議題を過大評価しているのだろう。大多数の人が自分と同じ考えだと思い込んでいる。

選挙で自分は必ず当選すると思っている人も、単なる楽観主義や駄々っ子というよりは、自分の当選確率を過大評価していると考えられる。

この心理は、自分と意見が違う人は「変わり者」だと決めつけてしまうことにつながりかねない。

多様性のメリットを追求する際に気を付けないといけないのは、「自分の考え方や発想、ものの見方が正しい、あるいは主流だと思い込まない」ように注意する。意見の違う人の考えには、その人を全否定するのでなく、まず自分自身に懐疑的になり、一度止まって俯瞰的、客観的に、そして全体最適は何なのかを考え直したい。そしてダイバーシティを機能的に運用したい。

日本産機新聞 2020年11月20日

[ コラム ][ 仕事考 ][ 日本産機新聞 ] カテゴリの関連記事

JIMTOF2026が10月26日に開幕 世界から1134社が東京ビッグサイトに集結

国内最大の工作機械見本市「JIMTOF2026(第33回日本国際工作機械見本市)」が10月26~31日の6日間、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開かれる。工作機械や切削工具、周辺機器、ソフトウエアなどの最新製品が世界中 […]

JIMTOF2026 東・南ホール 注目の出展製品

大日金属工業:東2ホール E2029 主な出展製品 CNC精密旋盤「DL530×100」。 特長・見どころ 今回の展示では汎用旋盤、自動サイクル旋盤、CNC旋盤と協働ロボットを組み合わせた加工実演で、1台4役を提案。多品 […]

JIMTOF2026 西ホール 注目の出展製品①

アサヒ工具製作所:西1ホール W1089 主な出展製品 超硬工具(ドリル、バニシングドリル、バニシングリーマ、エンドミル、カッター、リーマ)など。 特長・見どころ タングステンの高騰による超硬工具の値上がりが続く中、大径 […]

記事ジャンル

関連サイト