2025年9月14日(日)

商業施設にラボを開設 −HCI–

ラボを開設する「アルザタウン泉大津」

無料コンサルティングも

奥山社長

 ケーブル・ワイヤー製造装置やAI・ロボットのシステム開発を手掛けるHCI(大阪府泉大津市、0725-20-6266)は11月12日、泉大津市の商業施設「アルザタウン泉大津」の3階に「HCIロボット・AIラボ」を開設する。現状よりさらにスピードを上げてロボット、AIシステムの導入促進を行うための開発拠点と、常駐のエンジニアが実証、検証を行う場として活用する(実証、検証は有料)。

 ラボ内には川崎重工や三菱電機、安川電機などの産業用ロボット16台と自社開発のサービスロボットを1台、コンベヤなどの周辺機器を設置。デジタルツイン技術で仮想と現実でのロボット操作を体感できるほか、VRを用いたシミュレーションシステムにて、ロボットシステムをリアルに確認することも可能。

セミナーの様子

 同社が2018年9月に設立した「HCIロボットセンター」は、学生向けのイベントやロボット安全特別教育の場として活用。新設するラボとは異なる役割を担う。また、中小企業向けにコンサルティングサービス(初回は無料)も開始した。ロボットの導入効果や導入方法などに関する相談に対応。最適なロボット活用の促進に注力する。

 「コロナ禍により、自動化の必要性はさらに高まっている。システム導入から補助金の活用などの相談まで対応し、ロボットの普及を進めていきたい」(奥山剛旭社長)。

日本産機新聞 2020年11月5日

[ ニュース ][ 会社移転・新設 ][ 日本産機新聞 ] カテゴリの関連記事

ハイウィン 林  育志副社長「DD方式ロータリーテーブル拡販」【特集:メーカートップインタビュー】

工作機械の市場開拓も 昨年を振り返って。 工作機械やロボットなどFA関連の設備投資は低迷したが、昨年後半は半導体産業でAIやHPC向けの先端半導体向け設備が上向き、日本にも好影響で、今年上半期の売上は前年同期比20%増と […]

恊育歯車工業 井田  斉昭社長「ユーザーとの接点増やす」【特集:メーカートップインタビュー】

販売店と共同で展示会も 今年注力することは。 販売店や代理店と協力しながら、ユーザーとの接点を増やしていく。狙いはもっとユーザーのニーズを探るためだ。当社のお客様は最終ユーザーであり、販売店や代理店はパートナーだと考えて […]

加茂精工 今瀬  玄太社長「5カ年中期ビジョンを策定」【特集:メーカートップインタビュー】

5カ年中期ビジョンを策定 現状について。 ウクライナ紛争やトランプ関税などの影響で、工作機械やロボットなど設備投資計画は後ろ倒しになっているが、解消されれば、動き出す企業も増えると見ている。 今年の取り組みは。 主力であ […]

トピックス

関連サイト