2025年11月17日(月)

商業施設にラボを開設 −HCI–

ラボを開設する「アルザタウン泉大津」

無料コンサルティングも

奥山社長

 ケーブル・ワイヤー製造装置やAI・ロボットのシステム開発を手掛けるHCI(大阪府泉大津市、0725-20-6266)は11月12日、泉大津市の商業施設「アルザタウン泉大津」の3階に「HCIロボット・AIラボ」を開設する。現状よりさらにスピードを上げてロボット、AIシステムの導入促進を行うための開発拠点と、常駐のエンジニアが実証、検証を行う場として活用する(実証、検証は有料)。

 ラボ内には川崎重工や三菱電機、安川電機などの産業用ロボット16台と自社開発のサービスロボットを1台、コンベヤなどの周辺機器を設置。デジタルツイン技術で仮想と現実でのロボット操作を体感できるほか、VRを用いたシミュレーションシステムにて、ロボットシステムをリアルに確認することも可能。

セミナーの様子

 同社が2018年9月に設立した「HCIロボットセンター」は、学生向けのイベントやロボット安全特別教育の場として活用。新設するラボとは異なる役割を担う。また、中小企業向けにコンサルティングサービス(初回は無料)も開始した。ロボットの導入効果や導入方法などに関する相談に対応。最適なロボット活用の促進に注力する。

 「コロナ禍により、自動化の必要性はさらに高まっている。システム導入から補助金の活用などの相談まで対応し、ロボットの普及を進めていきたい」(奥山剛旭社長)。

日本産機新聞 2020年11月5日

[ ニュース ][ 会社移転・新設 ][ 日本産機新聞 ] カテゴリの関連記事

【特集:ニーズ高まる品質管理・検査】

昨今、自動車業界の認証不正やリコールなど、日本のモノづくりの信頼性を揺るがす問題が多い。さらに、車のEV化をはじめ、電子・半導体、航空宇宙、医療など様々な産業で、新たな製品や技術開発が活発化しており、開発した製品の検査・ […]

帝国チャック 創業から100年を振り返る

NC旋盤用チャック、研削盤のダイヤフラムチャック、マシニングセンタのシリンダ内蔵チャックなど顧客ニーズに応じ最高の機能と品質を併せた特殊仕様「デザインチャック」を手掛けている帝国チャック(大阪府八尾市)は創業100周年を […]

全国Cominix会総会 より良い活動を目指し発展的に解散

第23回全国Cominix会総会が9月12日、リーガロイヤルホテル大阪(大阪市北区)で開催された。正会員や賛助会員など142人が出席した。 開催に先立ち東部Cominix会の大内宏会長(共立機材商会社長)が、Comini […]

トピックス

関連サイト