2025年11月24日(月)

20年受注見通し下方修正 –日工会–

工作機械 昨年比3割減8500億円に

 日本工作機械工業会(日工会)は、2020年の工作機械受注額の見通しを年初の1兆2000億円から8500億円に下方修正した。前年比30.9%減で、リーマンショック以来10年ぶりに1兆円を下回る見通し。米中摩擦に加え、新型コロナウイルスの感染拡大による影響を考慮した。

 工作機械の1‐8月の総受注額は5477億8800万円で、月平均684億7350万円。8500億円の目標に到達するためには、9‐12月で合計3022億1200万円、月平均に直すと755億5300万円必要となる。

 日工会の飯村幸生会長は、「修正後の見通しも決して低いものではない」としつつも、7月、8月の受注が前年同月比で回復基調にあることを挙げ、「年末に向け、徐々に増加していく」と期待感を示した。

 なお、8月の受注額(確報値)は前年同月比23.2%減の679億8000万円だった。前月比では2.6%減で、3カ月ぶりに前月を下回った。内需は230億6900万円(前年同月比38.5%減、前月比7%減)、外需は449億1100万円(同11.8%減、同0.2%減)だった。

日本産機新聞 2020年10月5日

[ ニュース ][ 日本産機新聞 ][ 機械工具業界の出来事 ] カテゴリの関連記事

工作機械 25年9月度受注 11%増の1391億円を記録

内需は自動車の不調続く 日本工作機械工業会(日工会、坂元繁友会長・芝浦機械社長)はこのほど、2025年9月の工作機械受注額が前年同月比11%増の1391億4600万円になったと発表。7カ月連続で1200億円を超えた。 内 […]

日本機械工具工業会  25年度生産額の見通しを下方修正

期初予想から0・8%減の4802億円 日本機械工具工業会(佐橋稔之会長・住友電気工業常務)は2025年度の生産額見通しを6月に発表した期初予想から0・8%減の4802億円(前年度比1・7%増)に下方修正した。前年度比では […]

機械工具上場商社 2025年4-9月決算

自動化需要さらに増加 機械工具上場商社の2025年4—9月期決算(トラスコ中山、フルサト・マルカホールディングスは1—9月期、NaITOは3—8月期)が出揃った。自動車の設備投資が依然として鈍いが、人手不足を背景に増加す […]

トピックス

関連サイト