2024年3月29日(金)

重切削から高速高能率加工まで –三菱重工工作機械 –

門形MC「MV-Bx」を発売

 三菱重工工作機械(滋賀県栗東市)は、門形マシニングセンタ「MV–Bxシリーズ」を開発し、9月1日から本格販売を開始した。人気の「MVR—Exシリーズ」に新たなシリーズを加え、高精度な面品位を実現する加工から一般部品加工、軽切削から重切削まで幅広い加工に対応できる製品ラインアップを実現する。発売したのはテーブル幅1.1mの「MV12Bx」と同1.5mの「MV16Bx」の2機種。

 「MVR—Exシリーズ」は、“立形マシニングセンタのテーブルには載らないサイズ(1.0~1.5m)のワークや、横中ぐり盤では段取りが面倒で加工効率が悪いワークを効率良く加工できる機械」をコンセプトに、低速域の重切削加工から超硬工具などによる高速高能率加工まで”あらゆる産業のあらゆる加工“に対応するハイコストパフォーマンス機となっている。

 最大の特長は、加工スペースを広く取りながら機械設置面積を減少させたこと。MV16Bxの機械設置面積は、現行のMVR25Exと比較して、約40%削減した。一方、テーブルサイズは最大1500×3260㎜としたことで、単位面積当たりの生産性を向上し、スペース効率と投資効率を高めている。さらに、MV16Bxはオプションで五面加工仕様も用意している。

 また、独自開発のIoT対応モニタリングシステムである三菱DIASCOPE(ディアスコープ)を搭載。機械運転中の稼働監視とリモートモニタリング機能での保守サービスが可能になる。

日本産機新聞 2020年9月20日

[ 工作機械 ][ 日本産機新聞 ][ 製品 ] カテゴリの関連記事

【連載企画:イノフィス、次なる戦略②】折原  大吾社長インタビュー
作業や業界に特化した製品開発

イノフィス(東京都新宿区)は今年8月、腰補助用装着型アシストスーツ「マッスルスーツ」の新しいモデル「GS-BACK」を発売した。既存モデルの「Every」に比べ、軽量で動きやすく、これまで以上に幅広い現場での活用が期待さ […]

TONE 本社を河内長野工場に移転

TONEは、本社を同社最大拠点である河内長野工場に統合、移転した。9月26日から業務を開始した。 今回の統合により、開発、製造、営業企画、品質保証、管理の各部門と経営を一体化。部門間のコミュニケーション向上を図り、一層綿 […]

エヌティーツール 福岡県筑紫野市に九州事務所を開設

ツーリングメーカーのエヌティーツール(愛知県高浜市、0566-54-0101)は福岡県筑紫野市に九州事務所を開設し、九州地域での迅速かつ細やかなサービスを提供することで顧客の課題解決に応えていく。住所は福岡県筑紫野市原田 […]

トピックス

関連サイト