2026年6月26日(金)

研磨工程をロボット化
スリーエムジャパン

相模原にラボ開設

 スリーエムジャパン(東京都品川区、03-6409-3800)はこのほど、相模原事業所内(神奈川県相模原市)に「3Mロボット研磨ラボ」を開設した。研磨工程を自動化するロボットシステムの検証や提案が可能。「ロボット研磨の相談窓口」となり、研磨材事業の拡大を目指す。

 可搬重量70㎏、10㎏の多関節ロボット(ファナック製)を設備する。同社の5000種類を超える製品ラインアップからロボット研磨に必要な研磨材や研磨工具の選定、加工条件などを提案、検証することができる。

 また、ロボットや研磨材にかかる荷重を測定する装置や出力モニタも導入し、荷重の変化を常に可視化することも可能。ノウハウを数値化することによって、より最適な加工条件を提案できる。

 研磨作業は近年、労働環境の過酷さや技能伝承の難しさなどを理由に人材不足が深刻化している。こうした背景から「研磨作業のロボット化のニーズは非常に高いと感じている」(日西勝研磨材製品事業部長)。

 一方で、研磨工程のロボット化は高度な知見やノウハウが要求されるため、システム構築が難しく、上手く導入が進んでいなかった。加えて、こうした相談先が分からないということも課題になっていた。

 同社では「ロボット研磨ラボ」を活用し、「ロボット研磨の相談窓口」として顧客の課題を解決していく考え。ロボット研磨システム構築のスピード向上を図り、研磨材製品事業の拡大を加速させ、2021年には18年比5倍の売上高を目指す。

日本産機新聞 2020年1月20日

[ ニュース ][ 日本産機新聞 ][ 機械工具業界の出来事 ] カテゴリの関連記事

精工産業  鈴木 浩司常務に聞く 高度化、多様化する測定・検査のニーズとは【特集:測定・検査の効率化】

機械工具や鋼材を扱う精工産業は昨年7月、ユーザーの測定業務を請け負う「計測技術室」を開設し、測定や検査分野を強化している。同事業を立ち上げた鈴木浩司常務取締役は「測定や検査業務のニーズの変化を感じる」と話す。自動化や効率 […]

東京精密「砥石補正と接触検知で測定レス、バランス取りも30分を1分に」【特集:測定・検査の効率化】

「オートバランサ」、「AEセンサシステム」 最終工程に近い研削加工では、常に高い加工精度が求められる。しかし、機械の振動で精度が低下してしまうことがある。その最大の理由が砥石の摩耗などによって砥石のバランスが悪くなること […]

東日製作所「角度とトルク監視で二度締めを検出し作業データの入力も不要に」【特集:測定・検査の効率化】

デジタルトルクドライバ「STC3-BT」 半導体製造装置や電子機器の組み立てで多く使われる低トルク領域のトルクドライバ。締付けたトルクの数値管理を手間だと思うユーザーは多い。東日製作所が今夏に発売するデジタルトルクドライ […]

トピックス

関連サイト