2025年11月18日(火)

検出距離 アルミで6倍
オムロン

オムロン近接センサー

 オムロン(京都市下京区)は、検出距離を大幅に伸ばしたフルメタル近接センサー「E2EW」シリーズを発売し、好評を得ている。

 「E2EW」シリーズは、世界最長の検出距離による安定性と、フルメタルボディによる耐久性を両立した近接センサー。鉄とアルミを同じ距離で検出することができる。鉄は従来の約2倍、アルミは従来の約6倍の検出距離を実現した。

 加えて、独自の「コーティング剥離抑制技術」により従来比60倍のスパッタ耐性を兼ね備えており、スパッタを擦り落とすメンテナンスを行ってもこーてぃんぐセンサーの検出性能の劣化を抑制でき、センサーの交換頻度を削減することが可能だ。

 また、IO‐Link搭載モデルでは、近接センサーの検出量や温度変化をリアルタイムで把握できる。検出量の変化などでスパッタの堆積量を予想し、適切な清掃タイミングを計画することなどができる。

 自動車の溶接工程におけるセンサー起因の突発停止リスクを低減し、自動車業界の生産性向上に貢献する。

 

日本産機新聞 2019年10月5日

[ 日本産機新聞 ][ 測定工具 ][ 製品 ] カテゴリの関連記事

【特集:ニーズ高まる品質管理・検査】

昨今、自動車業界の認証不正やリコールなど、日本のモノづくりの信頼性を揺るがす問題が多い。さらに、車のEV化をはじめ、電子・半導体、航空宇宙、医療など様々な産業で、新たな製品や技術開発が活発化しており、開発した製品の検査・ […]

帝国チャック 創業から100年を振り返る

NC旋盤用チャック、研削盤のダイヤフラムチャック、マシニングセンタのシリンダ内蔵チャックなど顧客ニーズに応じ最高の機能と品質を併せた特殊仕様「デザインチャック」を手掛けている帝国チャック(大阪府八尾市)は創業100周年を […]

全国Cominix会総会 より良い活動を目指し発展的に解散

第23回全国Cominix会総会が9月12日、リーガロイヤルホテル大阪(大阪市北区)で開催された。正会員や賛助会員など142人が出席した。 開催に先立ち東部Cominix会の大内宏会長(共立機材商会社長)が、Comini […]

トピックス

関連サイト