2025年12月5日(金)

創業50周年式典
ジェービーエム

「ダイヤモンドカンパニー目指して」

 3次元CAD/CAM「Mastercam」の販売で世界№1を誇るジェービーエム(大阪府東大阪市、06・6744・7331)は3月25日、創業50周年を迎え、ザ・リッツ・カールトン大阪で記念式典を行った。

 同社は1970年に創業し、コンピュータ端末機のメンテナンス業務から始め、81年にNCテープ作成機を開発したことで工作機械業界に進出。93年に現在の主力である「Mastercam」の販売を開始し、ロボティクスアプリケーション「OCTOPUZ」や3次元測定・検証ソフト「VERISURF」、レーザ積層アプリケーション「LUNA」など様々なソフトウェアを取り扱うまでに成長した。創業者の佐野泰治相談役は「今から50年前の今日に創業し、紙テープパンチャーを作ったことでNC工作機械業界に進出し、日本の工作機械業界のトップや海外企業と懇談しながら日本のものづくりの一役を担うことができた。途中にリーマンショックや幾多の震災もあったが、家族が支えてくれた」と挨拶。また、DMG森精機の森雅彦社長は同社との歴史を語り、現在の工作機械には加工するためのプログラムや計測が不可欠とし、「今後も緻密に連携し、一緒に業界を盛り上げたい」と語る。

 同社はCAD/CAMほか、ロボットや計測、レーザ積層など様々な分野のソフトウェアを扱い、トータルエンジニアリングを目指している。昨年に社長就任した小谷幸次社長は昨年9月に経営計画を作ったことを明かし、「過去はすべて善ですが、過去にとらわれず、小さな変化の積み重ねが大きな変化をもたらす。当社の社員がこの会社で働いて良かったと思ってもらえるキラキラと輝くダイヤモンドカンパニーを目指したい」と語り、創業100年に向けたキックオフの日と位置付けた。

日本産機新聞 2019年6月5日

[ ニュース ][ 日本産機新聞 ][ 機械工具業界の出来事 ] カテゴリの関連記事

失敗は隠さず、逆質問を繰り返す【現場考】

失敗を許容できる空気が人材育成のヒント このコーナーを担当して管理職に課題や悩みをヒアリングするのが常になっている。最も多いのは育成や若手のサポートが難しいという声。管理職は40代以上が多く、昭和世代の上司に育成されてき […]

ユーテック 水性切削液「アクアブルー」を実用化へ

従来切削油と同等以上の加工性能を実現 環境負荷も大幅軽減 主に油圧装置の製造・販売を手掛けるユーテック(大阪府南河内郡、0721・984419)が従来の油性や水溶性の加工油に代わる新技術として、水性切削・研削液「アクアブ […]

【Innovation!】バリレス工具

精度と時短、無バリで両立 製造現場で人手不足対策やコスト削減、安全性などのニーズが高まる中、それに伴いバリが出にくい切削工具の普及も進む。加工後のバリ取りを無くすことで熟練技術者に依存しない体制や工程短縮を実現するほか、 […]

トピックス

関連サイト