2026年10月11日(日)

トークシステム
クイッククランパー 治具やハンドを共通化

コスト低減、段取り時間短縮

トークシステム(東京都港区、03・5730・3930)が独自商材の「クイッククランパー」を活用して治具やロボットハンドの共通化を提案している。ならい機構によって多品種ワークの固定や搬送が可能。コスト低減や段取り時間の短縮が図れ、自動車を中心に幅広い分野で採用が進みそうだ。

  「クイッククランパー」は、「エレメント」という円筒形状の要素部品によってワンタッチでクランプ、アンクランプが可能な固定機構。2007年に同社が開発し、「TPS」という独自の販売網を通じて販売している。今までは自動機のリール固定や薬液スタンドや測定工具の高さ調節などで使われていた。

  ただ最近では用途開発が進み、治具やロボットハンドなどで活用されつつある。「エレメント」にシャフトやばねを組み合わせた素子をエアシリンダで可動させてワークの形状にならわせる機構(ならい機構)にすることで、ワーク形状に沿って保持や吸着、把持が可能。ワークを挟み込む3次元万力にしたり、素子の先端を吸着パッドにしたり、「アイディア次第で様々な使い方ができる」(TPS事業部福島安弘部長)。

  最大の利点は一つのユニットであらゆるワーク形状に対応できるため、治具やロボットハンドを共通化できることだ。特に今まで搬送や組み立て検査で使う治具はワークごとに個別で製作しており、メーカーにとっては大きな負担になっていた。

  「クイッククランパー」を使った治具に置き換えることで専用治具が不要になりコスト削減につながるほか、ワークごとに治具を取り換えることも無くなるため、段取り工程も短縮できる。ある自動車部品メーカーでは組立治具のコストが約4分の1まで削減できたという。

 福島部長は「自動車関連を中心に引き合いが増えている。今後は当社で展示会などを利用して色々な使い方を披露しユーザーに用途をイメージしていただき、それを具現化できるように技術サポートなどの取り組みを進めていきたい」。

日本産機新聞 平成30年(2018年)8月20日号

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