従来切削油と同等以上の加工性能を実現 環境負荷も大幅軽減 主に油圧装置の製造・販売を手掛けるユーテック(大阪府南河内郡、0721・984419)が従来の油性や水溶性の加工油に代わる新技術として、水性切削・研削液「アクアブ […]
ヤマザキマザック 工作機械博物館を開設
動態展示で体験教育型
ヤマザキマザック(愛知県大口町)は、岐阜県美濃加茂市に「ヤマザキマザック工作機械博物館(仮称)」を2019年秋に開設する。

19世紀の産業革命当時の工作機械をはじめ国内外で収集した名機と言われる機械約100台をはじめ、工作機械によって作られた部品を使用した蒸気機関車や自動車(T型フォード)やヘリコプターなど最終製品、工作機械に取り付ける刃具や治具など、合計約600点を展示する。マザーマシンとしての工作機械の役割やマザックの歴史をわかりやすく紹介する。1850年ころの米国製プレーナーや足踏み旋盤など多くの歴史的な機械も再生して動態展示する。IoTを活用した最新の自動加工ラインも併設し、現製品に使用する部品生産ラインも見学できるようにする。来館者が実際に見て・触って・楽しみながら“ものづくり”や工作機械の歴史を学ぶことができる体験教育型とする。
博物館は、現在レーザー加工機を生産している現・ヤマザキマザックオプトニクス地下工場(岐阜県美濃加茂市前平町)を改装。地下約11mに延床面積約1万㎡の展示フロアを設ける。投資額は約15億円。レーザー加工機の生産は美濃加茂第一製作所に移管する。
「故山崎照幸会長の思いを実現したい。地域振興や社会・文化に貢献する博物館を目指す」と山崎社長。「入館料は未定だが、子供や学生は無料にすることを検討中」とも。
日本産機新聞 平成30年(2018年)7月20日号
[ ニュース ][ 日本産機新聞 ][ 機械工具業界の出来事 ] カテゴリの関連記事
精度と時短、無バリで両立 製造現場で人手不足対策やコスト削減、安全性などのニーズが高まる中、それに伴いバリが出にくい切削工具の普及も進む。加工後のバリ取りを無くすことで熟練技術者に依存しない体制や工程短縮を実現するほか、 […]
15万人以上の来場者見込む 世界最大規模のロボットの専門展示会「2025国際ロボット展」(主催日本ロボット工業会・日刊工業新聞社)が12月3日に東京ビッグサイトで開幕する。出展者数は673社・団体と過去最多の規模で、来場 […]






