2026年10月12日(月)

【ユーザー@インタビュー】フコク産業
若い世代に事業継承 先端ニーズ有する設備

ユーザー@インタビュー file3
フコク産業 代表取締役 清水 精一氏

 ゴム製品の製造をするフコク産業(大阪府八尾市)では、台湾製の真空自動油圧プレス250tなどを使い、主に自動車関連部品を生産している。現在、事業継承をしているさなかで、代表取締役の清水精一氏は「息子である営業部・隆裕部長が独り立ちできるよう継承している。『若い世代だからこそできること』に期待している」と述べた。直近では、自社オリジナル製品・耐熱性熱伝導シート『フコク〜ル』を開発。「販売を計画しており、一つの柱になれば…」と、次の世代に期待を寄せる同社についてうかがった。

フコク 清水社長
清水精一社長
ー同社について。
 「創業者は実兄で、昭和47年11月に大阪市天王寺区内で事業を開始した。当初は、給湯器メーカーへ部品供給する商社としてスタート。しかし創業から4年目に実兄が亡くなったため、急きょ私が引き継ぐ形となった。その後、当時の取り引き先だった資材部長から『製造設備をもって対応した方が、息長くできるのではないか?』の助言をもらい、昭和52年に製造業を始めた」。

ー何をつくっている?
 「具体的には、昭和63年ごろから自動車関連部品を取り扱うようになり、現在は真空自動油圧プレス250tと自動油圧プレス120tを使い、オイルシールや金属・樹脂へのゴム焼付製品のほか、給湯器関連部品を生産している。売り上げからみて、自動車関連部品が約60%を占めている」。

真空自動油圧プレス250t
真空自動油圧プレス250t

ー商社との付き合い方、設備増設などの基準は?
 「真空自動油圧プレスなどに関しては、台湾製のものを使用している。もちろん商社経由での導入で、海外品のためトラブルがあった際は、部品調達をお願いしている。やはり故障時は、いかに迅速に対応してくれるかが重要で、商社自身もある程度知識をもってやってくれている」。
 「設備増設や新規入れ替えの際の基準は、先端ニーズを有する機械かどうかである。また、取り引き先との関係で、どういう機械を導入すれば良いかなど『可能な限りお客さんに対応できる設備か?』を第一の目安としている」。

耐熱性熱伝導シート・フコク〜ル

ー展望について。
 「実兄が亡くなり継いだ私自身も、この事業を40年続けている。いろんな人の力を借りて継続してこられた。一言でいえば『人間関係のつながり』で、いろんな波を乗り越えることができたと思う。そして、今は世代交代を行っているさなかで、息子である営業部・隆裕部長が独り立ちできるよう、事業継承をしている。『若い世代だからこそできること』に期待している」。

ーどんなことに期待している?
 「例をひとつあげるとしたら、次の世代だからこそ考え付いたことだと思うのが、当社オリジナル製品・耐熱性熱伝導シート『フコク〜ル』を開発したこと。200度以上でも連続使用可能で、熱を逃がさず放熱するシートで、モータや電極などで使えるもの。販売を計画しており、ひとつの柱になればありがたいことだと思っている」。
  
会社概要
住所:大阪府八尾市神武町1‐81
設立:昭和47年11月
従業員:12人

日本産機新聞 平成30年(2018年)4月5日号

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