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【ユーザー@インタビュー】ナオミ
食品業界で人気の充填機 ニーズに合わせた部品を
ユーザー@インタビュー file2
ナオミ 代表取締役 駒井 亨衣(ゆきえ)氏
食品機械メーカーのナオミは、小型充填機の製造販売を行っており、同部門だけでも約23年、業務としている。約7年前に社長に就いた、代表取締役の駒井亨衣氏は「私が就任した当初の売り上げは約2億8000万円だったが、今期は10憶円を見込んでいる。これも、当社を支持してくださったお客様のおかげ」と述べた。小型化に重点をおき、『おもてなしの心』で営業を行う、同社について詳しくうかがった。
「当社は食品機械メーカーとして、小型に特化した充填機の製造販売を行っている。一番売れているのは『ハンディ充填機』で、特長は液体が機械内部に入らない構造のため、洗浄がとても簡単に済むこと。小ロット多品種の日本では、非常にニーズが高く、あらゆる食品メーカーに導入されている。営業においては注力しており『営業=サービス業』と捉え、スピード感あるサービス提供、『おもてなしの心』でお客様に提案している」。
ー部品の購入基準、業者との付き合いは?
「部品は、モータ、ギア、タッチパネル、計りなど、直接メーカーから買っている。購入基準は、当社に合致するものを提案できるかで、『提案力』重視で決めている。ステンレス加工などは、協力会社様にお願いしており、当社はファブレスを基本としているため、最終の組み立てが現場作業となる」。

ー加工業者などへの要望は?
「板金加工において、図面どおりに仕上がらない場合が多く、納期が遅れる原因となっている。食品機械業界もHACCP(※)などの影響で、高精度加工が求められるようになったので、加工業者も高度な工作機械を導入しないと、ついていけなくなると思う。また、当社の悩みとしても、全国規模で高レベルの加工業者をみつけたいが、その術が無いのが現状だ」。
「部品に関しては、『高価だからできる、安価だからできない』ではなく、『できないを形にできる』ように努めてほしい。例として軸受でいえば、オイルなどの有毒物質を含まない、潤滑性の高いものを開発するなど」。
「また素材においても、難削材であるチタンで、ピストンやシリンダーをつくることができれば、摩耗せずアレルギーやサビの問題も無くなる。しかし、原価が高いうえ加工しにくいので、ステンレスでつくるしかない。両素材の良い部分を使い、なおかつ高精度な加工ができれば、高いニーズが得られるはずだ」。

ー展望について
「昨年ロボットを扱う展示会が目立ったことから、食品業界も想定外の速度で、自動化の波がきていると考えている。我々も自動機と連動して、充填の部分だけ当社製品を使ってもらえるよう努めていきたい」。
食品製造の段階で、微生物や汚染などの危害をあらかじめ分析し対策を講じ、重要管理点を定め、連続的に監視することで、製品の安全を確保する衛生管理手法のこと。
会社概要
住所:大阪府箕面市小野原東1‐2‐83
創業:昭和47年12月5日
日本産機新聞 平成30年(2018年)3月5日号
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