2025年7月5日(土)

サンコーインダストリー 物流拠点を集約し増強
在庫30万アイテムへ

増築とともにラグビーの町もアピール
増築とともにラグビーの町もアピール
 サンコーインダストリー(大阪市西区、06・6539・3535)はこのほど、東大阪市にあった長田センターを増築し、複数あった物流拠点を集約した。効率的に運用し、顧客サービス向上につなげるとともに、早期に在庫30万アイテムに引き上げる。

 同社の物流拠点はこれまで東大阪市内を中心に9つに分散しており、集約による効率化が課題だった。今回、倉庫機能を中心とした長田センターを大幅に増強。八尾市や大阪市内にあった4つの倉庫を集約した。

 敷地面積は1431㎡から4177㎡と約3倍の広さに拡充。5つだったパレットレーンも収納サイズも大きくし14レーンに増設した。パレット収容能力では、1万6000以上と約3.7倍となる。これまでと同じく、ダイフクのコンパクトシステムを採用するなど、大幅に入出庫能力を高め、1時間当たり約240のパレットの入出庫が可能になるという。

センター内部
センター内部

 今回の増設で物流拠点は東大阪市長田近辺の5つに集約し、いずれも徒歩10分以内で利便性も高まる。長田センターは倉庫の中核拠点となり、中央環状線を挟んで徒歩5分程度の東大阪物流センターでは、個配送や仕分けなどを配送機能の中心的な役割果たす。

 同社は近年、取扱点数を増やし続け、現在は約93万アイテム、在庫は19.2万点に及ぶ。今回の倉庫の集約・増強したことで、物流部の山口幸三部長は「当面は在庫30万アイテムを目指すとともに、ワンストップで納品できる体制を強化したい」と話している。

日本産機新聞 平成30年(2018年)3月5日号

[ ニュース ][ 日本産機新聞 ][ 機械工具業界の出来事 ] カテゴリの関連記事

裾野の広がり、多様な視点【現場考】

ギアチェンジは必要 日本能率協会の2023年の調査によると「管理職を目指したくない」と答えた一般社員の比率は77・3%で、5年前と比べ、5%も上昇したという。一般社員から見ると管理職が「魅力的ではない」と映るようだ。 「 […]

日伝  運搬支援ロボット「TugRos」を販売強化

資材の荷受け場などで人手不足に困っているが、プログラム設定が必要で高額な無人搬送車(AGV)や自律搬送ロボット(AMR)の導入に二の足を踏んでいる。そんなユーザーに今人気なのが、日伝(大阪市中央区、06・7637・700 […]

MECT2025 過去最高の524社が出展

メカトロテックジャパン2025を主催するニュースダイジェスト社(名古屋市千種区、052・732・2455)は6月5日、ポートメッセなごや(名古屋市港区)で出展者向けの説明会を開き、今回の出展者数は524社・団体、小間数は […]

トピックス

関連サイト