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サンコーインダストリー 物流拠点を集約し増強
在庫30万アイテムへ
サンコーインダストリー(大阪市西区、06・6539・3535)はこのほど、東大阪市にあった長田センターを増築し、複数あった物流拠点を集約した。効率的に運用し、顧客サービス向上につなげるとともに、早期に在庫30万アイテムに引き上げる。
同社の物流拠点はこれまで東大阪市内を中心に9つに分散しており、集約による効率化が課題だった。今回、倉庫機能を中心とした長田センターを大幅に増強。八尾市や大阪市内にあった4つの倉庫を集約した。
敷地面積は1431㎡から4177㎡と約3倍の広さに拡充。5つだったパレットレーンも収納サイズも大きくし14レーンに増設した。パレット収容能力では、1万6000以上と約3.7倍となる。これまでと同じく、ダイフクのコンパクトシステムを採用するなど、大幅に入出庫能力を高め、1時間当たり約240のパレットの入出庫が可能になるという。
今回の増設で物流拠点は東大阪市長田近辺の5つに集約し、いずれも徒歩10分以内で利便性も高まる。長田センターは倉庫の中核拠点となり、中央環状線を挟んで徒歩5分程度の東大阪物流センターでは、個配送や仕分けなどを配送機能の中心的な役割果たす。
同社は近年、取扱点数を増やし続け、現在は約93万アイテム、在庫は19.2万点に及ぶ。今回の倉庫の集約・増強したことで、物流部の山口幸三部長は「当面は在庫30万アイテムを目指すとともに、ワンストップで納品できる体制を強化したい」と話している。
日本産機新聞 平成30年(2018年)3月5日号
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