2025年7月6日(日)

NaITO 2017年2月期決算
売上高微減の434億円

切削が車・半導体で好調

 NaITOの2017年2月期連結決算は、売上高が前年比0.02%減の434億7300万円だった。切削工具が自動車や半導体など幅広い分野で好調を維持し、9‐11月期はリーマン・ショック以降最高の売上高となるなど、下期が好調だった。しかし、上期での工作機械関連商材の落ち込みを補うことができず、微減となった。

 主力商材の切削工具の売上高は、1.4%増の208億8700万円。計測は5.1%増の40億6900万円と初めて40億円を超えた。産業機器は、上期は苦戦したものの下期に増加。0.6%増の166億100万円となった。また、営業利益は15.1%減の4億9600万円と減益となった。2月に7年ぶりに発刊した総合カタログの製作費や人件費がかさんだことが影響した。

 18年2月期の連結売上高は前期比2.4%増の445億円、営業利益は20.7%増の6億円と増収増益を見込んでいる。坂井俊司社長は「今期は昨年達成できなかった数字に改めて挑戦したい」。ロボットなどの新規商材を積極的に売り込むほか、「バリ取り」をテーマにした展示会を全国各地で開催する方針を明かした。

 また今期は、20年度までの中期経営計画がスタートする。坂井社長は、「新しいことに挑戦し、やり切る。20年度までに売上高500億円、経常利益15億円を達成したい」。 

日本産機新聞 平成29年(2017年)5月15日号

[ ニュース ][ 日本産機新聞 ][ 機械工具業界の出来事 ] カテゴリの関連記事

裾野の広がり、多様な視点【現場考】

ギアチェンジは必要 日本能率協会の2023年の調査によると「管理職を目指したくない」と答えた一般社員の比率は77・3%で、5年前と比べ、5%も上昇したという。一般社員から見ると管理職が「魅力的ではない」と映るようだ。 「 […]

日伝  運搬支援ロボット「TugRos」を販売強化

資材の荷受け場などで人手不足に困っているが、プログラム設定が必要で高額な無人搬送車(AGV)や自律搬送ロボット(AMR)の導入に二の足を踏んでいる。そんなユーザーに今人気なのが、日伝(大阪市中央区、06・7637・700 […]

MECT2025 過去最高の524社が出展

メカトロテックジャパン2025を主催するニュースダイジェスト社(名古屋市千種区、052・732・2455)は6月5日、ポートメッセなごや(名古屋市港区)で出展者向けの説明会を開き、今回の出展者数は524社・団体、小間数は […]

トピックス

関連サイト