2026年6月1日(月)

全機工連東京大会 ブロック長に聞く②
関西ブロック長 河田 徹氏 (河田機工会長)

次代に託す勇気

河田徹氏
 1948年生まれ、大阪府出身。1971年関西大学工学部卒、河田機工入社。1985年社長、2013年会長に就任。
 機械工具商がこれからも発展するためにすべきこと。それは、若者が活躍できる環境をつくることだと思うんです。企業の競争力の源は人ですが、そのなかでも未来を切り拓く原動力となるのは若い人たち。若者が未来に希望を持ち、イキイキと仕事に励めるようにすることが極めて大切だと感じています。

 私が心掛けているのは、できるだけ指導や指摘をしないこと。我々が若い頃は、変化のスピードがゆったりしていた。けれど今は、取扱商品が次々と増え、情報通信・処理技術が進化し、ネット会社が参入もしてくる。そんな時代に、スマートフォンも使いこなせない我々の世代が指導をしても若者のやる気や成長を阻んでしまうだけ。

若者が活躍する環境を

 3年前に経営をバトンタッチしてからは、殆ど若い世代に意見を言いません。ベテラン世代の考えの枠に捕らわれてしまい、新しいことに挑戦したり、イキイキと働けないでしょうから。若者の指導や新たな事業展開への取り組みは、新社長(平井泰彦氏)に任せています。

 けれど、働くということにおけるあるべき姿勢や倫理は時代を超えて通ずることがあると思います。挨拶をする。礼節を重んじる。約束を守る。知識を広げる。相手を気づかえる心を養う。興味の幅を広げる。機械工具の販売はお客様とのコミュニケーションが極めて重要ですから。素養を身につけ、魅力を磨かないといけません。

 ですから、我々が培った働くうえで身につけるべきことを教えながら、若い世代の考えはしっかりと尊重できればと思うんです。ただ、ついつい日々の業務で口が出そうになってしまう(笑)。今回の東京大会の開催テーマは「挑戦する勇気」。我々ベテラン世代が挑戦するべきは「次代に託す勇気」を持つことかもしれませんね(笑)。

日本産機新聞 平成28年(2016年)7月25日号

[ インタビュー ][ オピニオン ][ 日本産機新聞 ] カテゴリの関連記事

【FOOMA JAPAN2026】フードテックの最新技術が一堂に、過去最多の1025社が出展

【FOOMA JAPAN2026】フードテックの最新技術が一堂に、過去最多の1025社が出展

世界最大級の食品製造展「FOOMA JAPAN 2026」(主催:日本食品機械工業会)が6月2日からの4日間、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開かれる。テーマを「The Shift is On.」と設定し、過去最多とな […]

【FOOMA JAPAN2026】注目3社の出展製品

食品機械や食品産業に関する専門展示会「FOOMA JAPAN2026」。食品機械・装置および関連機器の最新技術が集まり、食の安全や食品産業の未来が示される。複数の機械工具関連商社が食品産業向けの自動化やデジタル活用技術を […]

【Innovation!】運搬機器

クランプやチェーンブロック、ホイストなどの運搬機器は重い荷物の安全な移動や適切な保管に不可欠で、モノづくりのさまざまな現場で活躍している。誰でも簡単に扱える製品、作業時間短縮や負担軽減につながる製品、安全性向上に貢献する […]

トピックス

関連サイト