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トラスコ中山、在庫50万点へアクセル
埼玉に物流拠点支店の在庫3倍に
2021年に50万アイテムの在庫を目標とするトラスコ中山は達成に向けた方策を明らかにした。18年に埼玉県に50万アイテムを保有できる最大の物流センターを稼働させる。旧物流センターの有効活用や、支店の在庫機能強化、また新規取扱メーカーも増やすなどあらゆる方法で在庫を増やす。また、24時間365日受注できる準備も進めるなど、さらなる利便性の向上を図る。
この中核となるのが18年に稼働する、同社最大の物流拠点となる埼玉県幸手市の「プラネット埼玉」だ。倉庫面積は3万3千㎡の4階建てで、今年10月に着工する予定。最新の物流設備や土地、建物に約150億円を投資した。高密度収納ができる仕組みや、収納スペースを最大限活用できる新たなロケーション方法を採用するなど、あらゆる工夫を凝らし、出荷量で1日3万件対応できる拠点にする。
福岡や東大阪などの旧物流センターもストックヤードとして有効活用する。全国の現物流センターには最低20万アイテムを保有させる。32支店の在庫も1万から3万アイテムまで引き上げるほか、センターと支店を往復する自社便も積載効率を高めるなど有機的に運用し、在庫ヒット率9割超を目指す。
メーカー数2200社 365日24時間受注
在庫だけでなく、取扱商品も増やす。15年は2127社だった取扱メーカー数も、16年末には2200社を超える予定だ。そのために、仕入先開発課に加え、今年から商品課を東京・大阪両拠点に設置した。昨年10月には欧州を中心とした海外メーカーを開拓するため、ドイツにも拠点を開設している。一方で、既存メーカーでもまだ取扱いできていない商品も増やす予定で、ロングテール商品や顧客が求める商品を在庫化していく考えだ。
これだけ在庫や商品を増やすのは「全て顧客の利便性のため」(中山社長)だ。「品揃えが豊富なほうがお客様にとっても便利。カタログに掲載し、在庫を持つことでより便利に使って頂ける」という。
利便性の向上は在庫増だけにとどまらない。ネット通販を中心に受発注の24時間体制を望む声も多いことから、「時期は未定だが、24時間365日受注できる体制と、物流センターも365日稼働できるように準備も進めている」(中山社長)とし、さらなる利便性の向上を図る考えだ。
日本産機新聞 平成28年(2016年)6月25日号
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