ミスミグループ本社は4月から、自動販売機による間接材の調達コストを削減するサービスを開始した。ユーザーの工場に自動販売機を設置し、発注頻度の高い商品を中心に販売する。発注や在庫の手間、不正な商品の購入防止につなげる。間接 […]
金型設計支援ソフト ミスミが無料提供
ミスミグループ本社は、金型の設計作業を軽減する支援ソフト「モールド・エキスプレス」の国内での無料提供を開始した。部品の選択から設計、部品表作成までを一気に行え、設計作業全体を軽減できる。
モールド・エキスプレスは同社のプラスチック型、プレス型の標準カタログに掲載している全部品情報を持つ。部品選定する際、型図、型番、履歴など豊富な検索機能で、瞬時に部品情報やCADデータが得られる。
連携しているCADではツールバーにモールド・エキスプレスを表示でき、わざわざ部品のCADデータをダウンロードする必要がないので、ストレスなく設計ができる。また、部品の長さや径などのデータを入力すれば、自動で型番も生成し、部品表まで一気に作成できる。このため、部品表作成時での記入ミスによる誤発注を防げるほか、受注システムとも連携しており、価格と納期まで確認できる。
現在対応しているCADはAutoCAD、NX、Solidworks、Pro/Eだが、同社では「対応CADは増やしていきたい」としている。
また連携していないCADでも、部品データをIGESなどの中間フォーマットに落とし込むこともできるので、設計の効率化につながる。
同ソフトは2012年日本に先立ち海外で無料配布を開始。現在では3万社5万人が使用しており、海外の大手ユーザーでは設計時間を5割改善した事例もあるという。
日本産機新聞 平成27年(2015年)8月5日号
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