浜正(大阪市西区、06・6531・8431)は2月28日、インドに現地法人を設立した。まずは日系ユーザーの現地調達や自動化支援などから手掛け、初年度に2億円の売上を目指す。将来はインド国内での多店舗化や、現地のSI企業と […]
特集:今年の戦略商品① メーカー各社が拡販に注力する製品を紹介
機械工具業界を取り巻く環境は年々変化し、ユーザーが求めるものは多様化している。さらに、提案先の業界も自動車や半導体、航空機や造船、防衛など広がっている。メーカー各社はこうしたユーザーの多様なニーズに対応するために、省人化・自動化や環境対策に貢献する商品、安全対策に貢献する商品、使いやすさを追求した商品など商品開発を加速させている。本特集では、生産財メーカー各社が掲げる2026年度の「戦略商品」の特長やメリットを紹介する。
イーグルクランプ 鉄鋼用ねじ式全方向クランプ 「SBB型」広口タイプ

同社は高層建築や大規模地下構造物の建築に欠かせないビルドH鋼の極厚鋼材の搬送作業に対処すべく、各種クランプの広口タイプの品揃え強化に努める。これにより、「板厚が厚くて吊り上げが難しい」などの多様な課題解決に貢献している。
特にねじ式全方向クランプ「SBB型・SBb型」は、全方向に吊り上げ・引張が可能なため、鉄骨建築現場で広く採用されている。主な特長は①締付ねじと球面アゴの締付機構②ねじの締め付け状態が目視で確認できる締付状態確認機構③球面アゴ姿勢制御機構④先端回転パッド機構—など豊富な機能を有する。
広口タイプの吊り上げできる鋼材の板厚は、「SBB型-1t」が40~70㎜、「SBB型-3t」が35~70㎜、「SBb型-5t」が40~80㎜、「SBb型-8t」が65~100㎜まで対応可能。
浦谷商事「自動回転式デートマーク」

ワンショットごとにデートマーク内に埋め込まれている数字部が自動で回転し、全成形品に個別のシリアルナンバーなどを成形できるデートマーク。レーザーマーキングやシール貼付の作業を無くすことができる。
デートマークは射出金型に埋め込み、射出成形時にシリアルナンバーなどを同時に成形品に転写する金型部品。従来品では、数字を変更する場合、金型の合わせ面から、数字部を手動で回転させる作業が必要だった。
同製品は圧縮機のエアを活用したメカ機構で、ワンショットごとに自動でデートマークが回転する。電動式ではないため、配線が不要。自動で回転するためシリアル番号などのシールを貼付する作業が不要になるほか、レーザーマーカーの工程も不要でコスト削減につながる。
AIRMAN「スクリュコンプレッサ」

AIRMANのスクリュコンプレッサはインバータ制御をはじめとするさまざまな容量制御方式、屋内設置/屋外設置、油冷式/オイルフリー式と組み合わせのバリエーションが幅広く、ラインアップが豊富。多様なユーザーに対応できる。
インバータ制御仕様は高い省エネ効果を得ることができ、オイルフリー式は食品や医療品、半導体、精密機器などの産業分野の使用に適している。また、屋外設置型は配管の短縮化による圧力損失の抑制や、エア漏れリスクの低減などの利点がある他、コンプレッサ室が不要になるなどの導入コストの削減にもつながる。
同社は3月に営業体制を強化するため、組織再編した。営業は国内営業本部と海外営業本部に分割。国内営業本部には、建機営業部、産機営業部、販売促進部、部品・サービス部(カスタマーサポート部から改称)を設置した。
エバオン「ワイヤレースベアリング」

Franke社(ドイツ)のワイヤレースベアリングは、特殊なワイヤを軌道輪に採用し、従来の薄型ベアリングと比べてコンパクト化、軽量化することができる。
ワイヤ軌道輪や保持器、ボールなどの構成部品は形状と材質を選択できる。旋回基部の形状や構造に最も適した組み合わせを選ぶことで、製品設計の自由度を大幅に高めることができる。
ベアリング単体、ギヤを組み込んだベアリングアセンブリ、ダイレクトドライブ搭載の回転テーブルシステムで販売。多関節ロボットやインデックステーブルなどのほか、半導体機器や医療機器、航空宇宙技術、テキスタイル製造装置などあらゆる分野の旋回部位に採用されている。
空研 エレクトリックトルクセッター「ETS‐1200XI」

ハンド部分に液晶画面と設定ボタンを集約し、操作性を高めた充電式ナットランナー。締め付けトルクはLEDで大きく表示し、作業中の視認性を向上させた。空圧を使用しない電動式のため、取り回しにも優れる。作業中の破損を防ぐ堅牢設計とし、建機・重機の組立作業をはじめ、建築・土木、プラント工事向けに展開する。
設定トルクは3種類をワンタッチで切り替え可能。切り替え時はLEDランプの点滅とブザーで知らせる。「緩めモード」は最大1200N・mまで緩め作業が可能で、緩め作業中もランプとブザーで状態を通知する。
バッテリーは21.6V、4.0Ahの大容量タイプ。一度の充電で約150本の締め付けが可能だ(社内条件による)。同社のトルクセッターシリーズや充電式インパクトレンチとバッテリーを併用できる。
スイデン ノンフロン型スポットエアコン「SS‐25LNシリーズ」

高い冷房能力と環境への優しさを両立したノンフロン型スポットエアコン。局所的に無駄なく冷風を送ることができ、工場や倉庫、建築作業場・店舗・イベント会場などさまざまな場所で活躍する。温暖化への影響が極めて低いグリーン冷媒「R1234yf」を採用(業務用スポットエアコンで初)し、環境対策にも貢献する。
通常のスポットエアコンはフロンガスを使用するため3カ月に1回の簡易点検が必要なほか、廃棄時はガス回収を行う。同製品はフロン排出抑制法の対象外のためそれらを行う必要がなく、手間やコストを削減できる。
職場の環境改善と地球にやさしい製品の両立を目指し開発した。単相100V、三相200Vとそれぞれ自動首振り装置なし・ありの計4機種のラインアップを揃える。
日東工器 自動機用ベルトン「B-10-RBT-S」

自動機に対応する「B-10-RBT-S」はベルト幅10mmで、細かい箇所の研磨に対応。バリ取り作業の無人化が可能だ。オフセットブラケットを使用することで、R面の研削もできる。また、起動不良・ベルト切れ検知機能を搭載した。起動不良やベルト切れ時にDC24Vを外部出力することで、異常検知が可能となり、作業効率の向上に貢献する。
専用のロータを新設計。従来のエアーモータと比較し、安定した耐久性を実現する。ロボット用取付けプレートは3種類準備し、ロボットへの取付けも簡略化。また、コスメック社製ツールチェンジャーを採用することで、高精度なツール交換が可能だ。
製品ラインアップは「B-10-RBT」と「B-10-RBT-S」。
日本レヂボン「グリーンエースシルバー GAS」

コストを抑えつつ、高い研削力・耐久性を併せ持つ高性能なパッドレスフレキシブル砥石。柔軟性を追求した設計で接触面積が大きく研削効率を高めると同時に、低騒音・低振動で快適な使用感を実現。作業者の負担軽減とコスト削減に貢献する。
一般鋼、ステンレス鋼を研削したときの研削比が、同社の市場汎用品と比較し40%以上アップした(同社試験に基づく)。コスト重視タイプながら高い研削力と優れた耐久性で砥石費や交換費用、作業費などトータルでのコスト低減につながる。
労働人口減少に伴い、高品質な製品の需要が増加。コストを抑えた付加価値製品の販売要望も多数あり、ローコストと研削力・耐久性を兼ね備えた同製品を開発した。用途は一般鋼、炭素鋼、ステンレス鋼などのビード取り、バリ取り、スパッタ取り、開先取り。
ハンマーキャスター「フットガード付きキャスター」

「フットガード付きキャスター」はガード部に軟質ウレタンを採用した安全対策品。最低地上高を15㎜と低く設定しておりキャスター車輪による作業者の足の巻き込み事故を防ぐことができる。
ガード部が金属製ではなく軟質素材のため長靴や作業靴などの安全靴以外の履物でも効果が期待できる。万一の場合もガードが車輪に接触することで車輪の回転を抑える。
機械系の産業現場にとどまらず、食品関連工場や医療関連施設でも導入効果が見込める。
鋼板製プレートタイプ・ねじ込みタイプのみならず、ステンレス製や重荷重用キャスターなど多くのシリーズに展開。旋回式・固定式およびストッパー付き製品の車輪径125㎜・150㎜全620種のラインナップがある。交換用ユニットの販売も可能だ。
ヒシヒラ 四脚アジャスト式ワイド足場台「DWX-W6908CSP」

使いやすく、段差がある現場でもフラットな足場が確保できる四脚のアジャスト式の足場台。天井や高い棚など高所での作業だけでなく、洗車など幅広い用途で利用できる。
四脚とも支柱の高さが調整でき、踏面幅も43㎜なので昇降時も安定して使用できる。最大段差約31㎝に対応する。天場幅を42㎝と広く、作業をしやすくしたほか、伸縮操作レバーにダブルロック機構を採用するなど安全性重視の設計とした。また、他社製に比べ、低価格化を図った。
最大使用質量は100㎏で、天場の高さは60~91㎝まで調整可能。天場寸法は長さ825㎜×昇降面420㎜。設置寸法長さは1230~1419㎜で、昇降面は537~593㎜。質量7.3㎏。
ブラザー・スイスルーブ・ジャパン 水溶性金属加工油「ブラソカット201」
独自のバイオコンセプト技術を採用した「ブラソカット」シリーズの最新加工油。アルミ合金や鋳鉄など被削材において切削加工から研削加工まで幅広く対応できる。
通常、切くずや摺動面油などの混入により空気が遮断されるため、空気を嫌う嫌気性菌が増殖し、腐敗臭発生の原因となる。ブラソカット201は機械に影響のないバクテリア(好気性菌)で液中を満たすことで嫌気性菌の発生と腐敗を抑制する。殺菌剤も含まずクリーンな加工環境を保ち、作業者の手荒れやクーラント入替えの手間などコスト削減に貢献。
また、pH維持能力も更に向上し加工油の長寿命化を実現。幅広いアプリケーション、被削材に対応でき、アルミ加工でも変色が少なく、優れた洗浄性能で機械周りやワークへの残渣も少ない。
牧野フライス精機 高精密CNC極小径工具研削盤「DB1」

工具径φ0.03~4㎜に対応する小径工具に特化した工具研削盤。高精密な小径工具を加工できる機構や機能を拡充した。
Ⅹ・Y・Zの直線3軸にはリニアスケールを採用し、フルクローズドループ制御とし、位置決め精度を向上させた。特にXYの2軸には同社で初めてリニアモータ駆動を採用。回転軸のA軸とW軸はダイレクトドライブモータを搭載し、バックラッシの無い高精度な割り出しを実現した。
シャンク径3㎜のワークは最大520本収納できる自動ワーク交換装置を標準搭載したほか、熱変位対策も施し、長時間の連続加工に対応できる。
標準から特殊工具まで対応する新開発の研削加工ソフトウェア「Tool Creator」を搭載。画面に従い工具パラメータを入力していくだけで、簡単に加工プログラムを作成できる。
三井精機工業「ZaigardX4シリーズ 」

今年1月に発売を開始したスクリューコンプレッサ「Zaigard(ジーガイア)Xシリーズ」の新製品。従来機種に比べ、吐出空気量や省エネ性能を高めたほか、IoT機能を標準搭載し、簡単に状態を監視できる。
通信機能では、スマートフォンやパソコンのブラウザから、Wi-Fiを利用し、リアルタイムに常態を監視できる。運転状況はもとより、異常時にはアラートを出せるほか、保守点検画面なども見れるようにした。また、マルチドロップ機能では、最大6台まで同時に制御ができる。
従来のZaigardXに比べ、高性能、省エネを実現。15kWの機種では、消費電力で5.5kWh、年間でCO2排出量18t、電気使用量では40万円の削減につながる。シリーズは現在、7.5、11、15kWの3機種だが、今後22kW以上にも展開していくという。
monolyst AIセールスプラットフォーム「monolyst(モノリスト)」

機械工具や建材卸の現場で長年の課題となっているのが、膨大な紙カタログからの手入力による商品マスタ登録だ。モノリストはAIがカタログを自動解析し、スペック情報や画像を即座に商品マスタ化するシステム。登録工数を最大9割削減し、セールス業務の大幅な効率化を実現する。
デジタルカタログやWEB受注、FAXのAI解析機能も一元化。業界大手でも導入が加速しており、単なる効率化に留まらず、商品情報の活用による売上の向上を支援。
同社は3月24・25日に東京ビッグサイトで開催されるイプロス主催「AI/DX営業・マーケティング展 2026 Spring」に出展。会場では最新デモの披露を予定しており、次世代の業務スタイルを体感できるチャンスとなっている。
彌満和製作所 Z-PROエクストラハードロールタップ「EHRZ」

機械加工に最適化した新たなタップブランド「Z-PRO」のロールタップとして2024年に発売。昨年には小径サイズを追加しM3〜M16の18アイテムで展開中。従来のロールタップではアルミなどの展延性が高い被加工材しか加工できなかったが、40HRCまでの中硬度鋼材での加工を可能にした。
「セミロング形状」を採用し、確実な外部給油ができる。また、「独自のねじ逃げ形状」と「表面処理技術」を採用したことで、低トルク化と耐溶着性を向上させたほか、最適な油溝形状で高い潤滑性、冷却性が得られる。
さらに、特殊コーティングと被加工材に適した母材を採用。これらの特長によりSCM440(40HRC)で、従来に比べ、約1.6倍の寿命を実現した。
今秋のJIMTOF2026に向けて「Z-PRO」ブランドの新製品開発を加速していく。
日本産機新聞2026年3月20日号
「ちょっと図面を見てくれないか」、「もっと削りやすい砥石を知らないか」。顧客から高い信頼を得ている営業が現場に向かうとよくこんな声がかかる。ある販売店ではこうした技術や知見を持つ営業を多く抱えることで、顧客の信頼を得てき […]
岡本工作機械製作所(群馬県安中市、027・385・5800)は2月20日、さいたま市浦和区のロイヤルパインズホテル浦和で、特約店会「PSG会」の東部支部連絡会を開催した。機械商社や販売店ら約90人が出席した。先行して大阪 […]






