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テグテック、アジアで存在感
イスカルに次ぐIMCグループの中核を担う韓国最大手の切削工具メーカー、テグテックがアジア市場での存在感を高めている。昨年には韓国の本社工場を増強したほか、トルコにも特殊工具向けの工場も設けるなど増産体制を進めている。一方で、各国からユーザーを招いたセミナーを開くなど営業も強化。「タフな市場」(ハン・ヒュンジュン社長)という日本市場でも認知度向上を図り、市場浸透を狙う。
テグテックは元々「大韓重石」という社名で、切削工具やタングステン粉末なども製造してきた1916年の創業の老舗企業だ。98年のIMCグループ入りを機にテグテックに社名を変更した。現在は40か国以上に供給できるネットワークを持ち、売上高は非公開ながら、7000万ドル(約840億円)と推定され、IMCグループではイスカルに次ぐ規模を誇る。
この売上を支えるのは4割近いシェアを持つ韓国は当然、中国やインドなどのアジア市場だ。両国には大規模な工場を持ち、供給力は十分。昨年には本社工場内に第2プラントを建設。欧州、日本製などの最新の工具研削盤やコーティング炉など最新の設備を導入し、増産体制を整えた。欧州市場も視野に入れたトルコに、特殊工具に対応できる工場も設けた。
生産増強に加え、開発にも力を注ぎ、売上高の7%をR&Dに回し、研究員は全従業員の10%の約200人に上る。ハン・ヒュンジュン社長は「他のグローバル企業以上の高品質なレベルだ」と胸を張る。
今秋には日本をはじめ、アジア、欧州など11か国からユーザー数百人を招き、カスタマーセミナーを開催。こうしたセミナーはコンスタントに開いているという。
アジアを中心にグローバルでの攻勢を図る同社だが、日本での市場開拓はこれからだ。07年に日本法人を設立したが、ハン社長も「日本は三菱マテリアル、住友電気工業、京セラなど強豪がひしめくタフな市場」とその難しさを認める。
まず取り組むのが認知度アップだ。「展示会などを通じ、他のグローバル企業と品質面で変わらないというイメージアップに努める」。また「代理店を通じエンドユーザーとの関係も強化したい」と地道に営業を進める。
最近ではその効果も出始めており、日系の大手重工企業に大量の特殊工具の受注も決まった。今後について、ハン社長は「数十年の付き合いになる(テグテックジャパンの)小宮信幸社長と一緒に開拓していきたい」と、日本市場への浸透を進める考えだ。
日本産機新聞 平成26年(2014年)12月5日号
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