出荷待ちの荷物も効率的に管理 ねじ卸大手のサンコーインダストリー(大阪市西区、06・6539・3535)の新物流倉庫が、東大阪市荒本北に完成し、10月1日に竣工式が執り行われ、14日より稼働を開始した。 新倉庫は敷地面積 […]
ムードメーカーは誰だ 風土改革もひとつ -仕事考-
あなたは幸せですか
「あなたは幸せですか?」。心理学の分野の話ではない。職場に幸せな人が増えると、生産性が上がり、創造性も高まり、必然的に成果も上がりやすくなるという。
職場で幸せを感じるのは「良い人間関係」と「仕事に誇り」を持ち、「自分が成長している」ことを感じるところに尽きる。心理学者マズローの「欲求5段階説」は、第1段階:生理的欲求、第2段階:安全欲求、第3段階:社会的欲求、第4段階:承認欲求、第5段階:自己実現欲求のうちの社会的欲求、承認欲求、自己実現欲求が満たされていることという。
幸せ感覚は、ポジティブな感情の成果に他ならない。ネガティブ感情からは幸福感は生まれない。では、職場でポジティブ感情を醸成するにはどうしたらいいか。
宝クジに当たったような喜びの幸福感は長続きしない。日々の小さなポジティブな出来事の積み重ねに潜んでいる。
社会的欲求について、まず身近に考えられるのは声かけ。出社時や退社時の挨拶も含む。上司や同僚などの声かけは、組織への帰属を認識させてくれて、孤立感を払拭できる。
ユーモアや笑いも欲しい。ストレスを軽減して、仕事の満足度を高め、生産性も質も向上する。ムードメーカーが社内にいるとありがたい。職場に何でも言い合えるような親友と呼べる同僚ができればなおさら良い。いざというときに助けてくれる。
仕事を進める上でモチベーションを上げる要素の一つが進捗度だ。着実な進捗を感じる頻度が多いほど長期的に生産性は向上する。計画を細分化し、日々の進捗度が確認できればポジティブな感情に包まれる。
組織風土も、社会的欲求や承認欲求を満たす上で重要な要素になる。企業文化は社員の間で共有される価値観や信念で、組織風土はそれらを構成要素の一つとしながら自然発生的に醸成される。風通しが良い、チャレンジ精神が旺盛、または指示待ち社員の集りなどが当たる。
時間をかけて風土改革に取り組んでいる企業も多い。風土に適合性の高い人や望ましい化学反応を起こしそうな人を採用するのも一策だ。ポジティブ感情に満ちている職場を目指したい。
もちろんリーダーのスタイルや同僚の人格、関係性も大きく影響する。これについては次の機会にしたい。
日本産機新聞 2021年7月20日
人の作業を幅広く再現可能に/26年以降、本格導入目指す 山善は、ヒューマノイド(人間に似せた形状の)ロボット向けに最適化された「ヒューマノイド・フィジカルデータ生成センター」の構築プロジェクトに参画する。今年4月から業務 […]
外国人留学生やエンジニアなど 機械工具商社の三共精機(京都市南区、075・681・5711)は、製造業の経営サポートを行うため、人材採用支援サービスを開始した。昨今、製造業は慢性的な人手不足を抱えており、現場の即戦力や海 […]






