2026年10月6日(火)

フジ矢、花園工具を子会社化

販路拡大などシナジー

「ビクター」は継続
    
 ペンチ・ニッパメーカーのフジ矢(大阪府東大阪市、072・963・0851)は、ユアサ商事の100%子会社で同業の花園工具(東大阪市)の全株式を10月1日、取得した。両社は商品展開や主力の販路、生産技術でそれぞれ特長を持つ。商品・販路の相互補完や技術交流により、販売強化や生産効率改善でシナジーを生む考え。
 花園工具はフジ矢のグループ会社として事業活動を継続し、フジ矢の野﨑恭伸社長が代表取締役に就任。齋藤憲氏が引き続き取締役社長として、今後も花園工具の事業を指揮する。
 両社はともにペンチ・ニッパメーカーだが、フジ矢はホームセンターや金物、花園工具は電材や管材が主な販路で、国内・海外における販売の強い地域も異なる。ペンチ・ニッパ以外の製品ではフジ矢は工具収納袋、花園工具は塩ビカッターやVA線ストリッパを手掛けており、ペンチ・ニッパの生産では刃付けなどで両社独自の技術を持つ。
 フジ矢は花園工具のグループ化で、両社それぞれの強みを補完し合い、販売強化や生産効率改善、製品の品質向上、新商品開発につなげる。また、部品の共通化や、材料・資材の共同購買などにより、調達費の削減も図る。それぞれの強みを活かす為、「ビクター」ブランドも花園工具の事業活動も従来通り今後も継続する。
 ペンチ・ニッパの国内生産は2014年で約44億円(全国作業工具競合組合統計)。国内メーカーは室本鉄工やツノダ、マルト長谷川工作所、スリーピークス技研などがあるが、今回の花園工具の買収でフジ矢グループはペンチ・ニッパでは国内最大規模になる。

日本産機新聞 平成27年(2015年)11月25日号

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