2026年9月12日(土)

フジ矢、花園工具を子会社化

販路拡大などシナジー

「ビクター」は継続
    
 ペンチ・ニッパメーカーのフジ矢(大阪府東大阪市、072・963・0851)は、ユアサ商事の100%子会社で同業の花園工具(東大阪市)の全株式を10月1日、取得した。両社は商品展開や主力の販路、生産技術でそれぞれ特長を持つ。商品・販路の相互補完や技術交流により、販売強化や生産効率改善でシナジーを生む考え。
 花園工具はフジ矢のグループ会社として事業活動を継続し、フジ矢の野﨑恭伸社長が代表取締役に就任。齋藤憲氏が引き続き取締役社長として、今後も花園工具の事業を指揮する。
 両社はともにペンチ・ニッパメーカーだが、フジ矢はホームセンターや金物、花園工具は電材や管材が主な販路で、国内・海外における販売の強い地域も異なる。ペンチ・ニッパ以外の製品ではフジ矢は工具収納袋、花園工具は塩ビカッターやVA線ストリッパを手掛けており、ペンチ・ニッパの生産では刃付けなどで両社独自の技術を持つ。
 フジ矢は花園工具のグループ化で、両社それぞれの強みを補完し合い、販売強化や生産効率改善、製品の品質向上、新商品開発につなげる。また、部品の共通化や、材料・資材の共同購買などにより、調達費の削減も図る。それぞれの強みを活かす為、「ビクター」ブランドも花園工具の事業活動も従来通り今後も継続する。
 ペンチ・ニッパの国内生産は2014年で約44億円(全国作業工具競合組合統計)。国内メーカーは室本鉄工やツノダ、マルト長谷川工作所、スリーピークス技研などがあるが、今回の花園工具の買収でフジ矢グループはペンチ・ニッパでは国内最大規模になる。

日本産機新聞 平成27年(2015年)11月25日号

[ ニュース ][ 日本産機新聞 ][ 機械工具業界の出来事 ] カテゴリの関連記事

特集:メーカートップインタビュー 伝導・搬送・物流・運搬機器編 各社に聞く、今年注力することとは

今回のメーカートップインタビューは、「伝導・搬送・物流・運搬機器編」。メーカー各社は、新製品の拡販や新たな経営資源の開拓など、さらなる成長に向けた戦略を描く。変化する市場環境をどう捉え、どのような策を講じるのか。各社のト […]

NKE・中村  道一社長「軽量・高把持力チャックで新市場開拓」【特集:メーカートップインタビュー】

“二番煎じ”より“ないもの”創る –昨年を振り返って。 チェーンコンベアのオートテンション機構や次世代エアチャック「ウルトラフォース」など、将来を見据えた新製品を相次いで市場投入できたことは大きな成果だ。オー […]

加茂精工・今瀬  玄太社長「メカトロ分野へ事業領域拡大」【特集:メーカートップインタビュー】

開発型企業としてニッチトップを追究 –足元の事業環境は。 昨夏以降、機械、半導体業界が回復傾向に入り、当社も春先から受注が増加している。製品ではTCGシリーズが好調で、半導体関連での採用が増えてきた。今後も半 […]

記事ジャンル

関連サイト