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トークシステム 林田 哲也社長【この人に聞く2025】
今年3月、THKの子会社で伝導機商社のトークシステムの社長に就いた林田哲也氏。THK入社後すぐに、創業者の故寺町博氏の秘書を経験。その後、約20年に亘り、中国、欧州などでTHKの海外展開を担ってきた。トークシステムの社長就任に当たり「誇りを持って働ける組織を作ること、会社に新たなビジネスモデルを導入すること」が自分のミッションだと話す。林田社長に中長期の目標や目指すべき企業像などについて聞いた。

トークシステムの印象は。
商社ながらTHK製品を中心に高い応用技術力を有する集団だと感じた。一方で、THKの子会社だからか(THKの顧客である競合商社に対し)やや遠慮があるように思う。もっとアグレッシブでもいいのではないか。
自身のミッションをどうとらえているか。
就任を打診された際、当社の社員がTHKグループの一員として誇りを持てる組織にするよう要請を受けた。社員の満足度と会社の成長を関連付ける「ウェルビーイング経営」の一環と理解している。
当社の既存のビジネスモデルを新たなものに変容させることも自身の役割だと思っている。まずはもっと稼ぐ必要があるし、具体的には粗利益率を上げようと話している。
THK連結ROE10%超の早期実現に貢献
数字的な目標は。
THKグループが掲げるROE10%は当然意識している。売上高については前年度からの5年間で年平均成長率10%を実現し、29年度に250億円を達成したい。
具体的な施策は。
売上高拡大のためには、新規商材を既存市場に販売すること及び既存商材を新規市場に販売することが肝要である。加えて、THK製品の拡販も重要で、IoTサービス「OMNIedge」や次世代搬送ロボット、免振テーブルなどの販売にも注力する。
ROE改善には、コストダウンも重要。
もちろん、生産性の向上も欠かせない。THKでは複数部門でRPAを採用し、成果を挙げているので、当社でも積極的に導入したい。
何をやるにせよ、新たな打ち手を実行する人財の育成が必要だと認識している。そのために社員の成長を促す環境を早急に整える。オンライン教育のほか、THKの海外拠点や海外の展示会で当社の社員が学習できる場を提供したい。
目指すべき企業とは。
これからの時代は、他社と比較していかにベターかではなく、何がディファレントなのかを訴求することが重要だ。就任以来、全従業員との個別面談を行い、様々な意見や提案を聴き取りしている。仕入れ先のご意見も参考にしながら、競合他社との「違い」を明確にし、変容したビジネスモデルを年内には示したい。
はやしだ・てつや
1985年THK入社。97年大連THK総経理、2000年TME(フランス製造子会社)社長、05年THK欧州社長、14年THK常務執行役員、熊本県生まれ64歳。座右の銘は「今を最善に」(THK創業者の言葉)、趣味は読書。
日本産機新聞2025年6月5日号
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