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帝国チャック 創業から100年を振り返る
NC旋盤用チャック、研削盤のダイヤフラムチャック、マシニングセンタのシリンダ内蔵チャックなど顧客ニーズに応じ最高の機能と品質を併せた特殊仕様「デザインチャック」を手掛けている帝国チャック(大阪府八尾市)は創業100周年を迎える。1914年に国産初のスクロールチャックを開発して以降、自動車を中心に一品一様のデザインチャックで、あらゆる顧客課題に応えてきた。その道程は輝かしい歴史に彩られている。
帝国チャックの創業者・寺坂清五郎氏は1892年に兵庫県淡路島に生まれ、12歳の時、大阪・堺で叔父が営む鍛冶屋に奉公。人一倍向学心が強く、鋳造や機械加工など様々なモノづくりの技術を学んでいった。

1914年、清五郎氏は当時、波田徳松氏が経営する波田鉄工所に勤め、米国クッシュマンタイプの製造委託を機に波田徳松氏とチャック開発に挑み、日本初のスクロールチャック開発に成功した。当時ヨーロッパでは第一次世界大戦が勃発、欧米からチャック輸入が途絶えたことで国内の「機械部品の国産化」の波に乗り、日本の機械工業の発展に貢献する。
26年(大正15年)、大阪市浪速区に帝国チャックの前身である寺坂鉄工所を創立。当初は商社のOEM生産が主流だったが、32年に自社ブランド『SOUL』マークのチャック販売を開始。材料、熱処理方法、製造ノウハウを研究し、欧米に負けない高品質と真心(魂)を込めた製品との想いで名付けられた。

戦後の48年に商工省(現経済産業省)機械局の指定工場としてチャックを生産。当時、GHQから全ての把握範囲0・02以下で仕上げる条件の注文が入ったが、当時の社内規格は芯精度0・03以下を合格とし、厳しく選定納入したところ、実はインチ単位の注文であり、ミリに直すと要求精度は0・5㎜で、その高精度に検査官も驚いたという。
高度成長期は英国バーナード社や米国ウッドワース社と技術提携を結び、自動車や航空機業界で多大な評価を得ていた『デザインチャック』の製造に着手。ウッドワース社の摺動式UBL(ユニバーサルボールロックチャック)やダイヤフラムチャックのライセンスを取得し、自動車産業を中心に工程削減や耐久性で高い評価を獲得。
さらに、国際的に温室効果ガス低減の取り組みで自動車の高燃費化が求められ、多段AT、CVT(無段変速機)普及による設備投資需要を取り込み、リーマンショック後はエンジンのダウンサイジングやターボチャージャーの活用、ハイブリッド車の増加でデザインチャックの要望が高まり、2019年に過去最高となる売上高48・6億円を達成した。
2024年には次の100年を見据え、八尾・久宝寺駅そばに新本社工場を開設。高精度な加工ができる体制や複合検査機器・三次元測定機を揃え、真心、技術開発、和の精神を掲げた社是『魂智和』と共に、次世代へ引き継がれている。
日本産機新聞2025年11月20日号
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