2026年5月15日(金)

【特集:広がる、変わる、暑気対策】暑気対策に貢献する注目4社の製品

厚生労働省が昨年6月に施行した熱中症対策の罰則付きの義務化を背景に、現場の暑さ対策への対応が進んでいる。作業者の安全確保に加え、企業の管理体制強化の観点からも重要性が高まっているためだ。暑気対策製品は空調設備にとどまらず多様化。大規模な設備投資を伴わず、比較的低コストで導入できる製品の投入も相次いでいる。暑さ対策に貢献する注目4社の製品を紹介する。

アクアシステム「エアモーター式工場扇(スタンド型)+エア駆動式クールミスター」

エア式工場扇にミスト機能を追加

エアホースに繋げて、送風や換気できるエア式工場扇にミスト発生装置(クールミスター)を追加。特長は①水1ℓで約8時間稼働②ニードルバルブでミスト量を調整③首振り機能(左右約70度/上下7段階約80度)④安定した作りで倒れにくい⑤角度調整でサーキュレーターにも⑥無給油式(オイル封入)エアモーターで給油作業が不要⑦排熱もなく周辺温度が上がらない、などの特長を持ち、ミスト噴射で最大冷却効果はマイナス8度。10Lタンクと水道直結型を新たに開発し、火気厳禁エリアや製造・工事現場の熱中症対策、静電対策、送風による乾燥作業の効率化に最適だ。

また、4月1日に創業70周年記念号『製品カタログvol.26』に加え、自社ホームページをリニューアルし、現場の暑気対策に取り組んでいる。

スイデン  ノンフロン型スポットエアコン「SS-25LNシリーズ」

様々な場所で活躍するスポット冷房

高い冷房能力で、冷えた風を局所的にしっかりと送れるノンフロン型スポットエアコン。工場や倉庫、建築作業場・店舗・イベント会場などさまざまなシーンの暑気対策で活躍する。開放された空間や全体空調のない場所、冷気の届かない場所での使用に適している。

本機種は、業務用スポットエアコンで初めてグリーン冷媒「R1234yf」を採用。温暖化への影響が極めて低く、環境対策にも貢献する。フロン排出抑制法の対象外で3カ月に一度の簡易点検や廃棄時のガス回収を行う必要がないため、手間やコストを大幅に軽減できる。

単相100V、三相200Vとそれぞれ自動首振り装置なし・ありの計4機種をラインアップ。地球にやさしい製品のため、環境対策を企業として推進できる。

ノダキ「現場の相棒 塩ビタミンゼリー」

さっぱりとしたレモン味

機械工具商社としてユーザーから熱中症対策が急務で、何か良い商品はないかと相談され、地元の駄菓子メーカーと共同開発したのが『現場の相棒塩ビタミンゼリー』。

従来の暑さ対策商品と異なり、ゼリー状(1本10g)で食べやすく、厚生労働省が奨める夏場の塩分・水分補給の指針に沿った製品。ゼリーの70%が水分で出来ており、塩分やマルチビタミンも含めムリなく補給できる。味はさっぱり系のレモン味(コーラ味も用意)で美味しく、老若男女問わず手軽に食べてもらえる。

さらに、冷蔵・冷凍も可能で凍らせて食べるなどアウトドア用としても効果的。工場の現場作業者からスポーツ選手まで幅広いシーンで活用されており、企業間取引だけでなく通販サイトも開設。直近、コーラ味の詰め替えタイプも発売した。

リード技建  移動型避暑室「クールシェルター」

輻射熱97%カットの遮熱材を採用

昨年6月の厚生労働省による熱中症対策義務化を背景に開発された、高性能遮熱シート採用の組み立て式移動型避暑室。実用新案登録済み(登録番号3253897)。

遮熱シートは外部からの輻射熱を97%カットし、高温環境下でも室内温度の上昇を抑制する。室内は約3平方メートルで、4人の利用を想定。壁面上部と出入り口には遮熱コーティングを施した透明カーテンを採用し、外部の視認性を確保した。

組み立て式でキャスター付きのため移設が容易。工場や倉庫、屋外、商業施設などで活用でき、作業場所の近傍に設置して効率的に身体を冷却する。オプションで空調機の設置も可能。室温調整に加え、遮熱シートの保温効果により冬場の寒さ対策にも対応し、通年での活用が期待できる。

日本産機新聞2026年4月20日号

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